婦人科系の疾患や生理不順、不妊治療のために、ホルモン剤を利用している人はたくさんいらっしゃるかと思います。

特に不妊治療の際、排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を処方されることが多いのですが、治療期間中に「あれ、私もしかして太った…?」と、見た目の変化を感じる方もいるのではないのでしょうか。

実際、排卵誘発剤を飲むと太るのは本当なのか?太る原因は何か?妊活中に効果的なダイエットはあるのか?など、不妊治療の最中の悩み事は尽きないでしょう。
今回は「薬による不妊治療中の太るメカニズム」と「妊活しながらも安全にダイエットをする方法」をお教えします!

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排卵誘発剤が直接の原因で太ることはない!


前述のように、排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲むと太ると感じる人が多いです。
しかしなんと、医学的にはこれらを飲むことは太る原因にはならないのです!

今のところ、排卵誘発剤を服用して太るという医学的な根拠は存在していません。「ホルモン剤=太る」と認識されている方も多いようですが、生理周期を整えるのによく処方される低用量ピルでも、服用による体重増加の頻度は少なく、報告によると全体の1割程度だそうです。それも極端に太るというより1~2kgぐらい増える程度でしょう。

ただ、排卵誘発剤はむくみやすくなる傾向があるそうです。むくんだ結果として多少体重が増加するということがほとんどで、急に脂肪の量が増えるといった副作用は報告されていません。

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太る理由は?

ホルモンの分泌が増える

排卵誘発剤は卵胞刺激ホルモンの分泌を促進して卵子を育てやすくしてくれます。つまり、排卵誘発剤を服用することでホルモンの分泌が増え、ホルモンバランスが正常になっていくのです。

女性の身体は脂肪を溜め込みやすくなっています。しかし、女性でも男性ホルモンが多い人などはなかなか太れなかったりするんです。このような体質の方が排卵誘発剤の服用によってホルモンバランスが整うと、女性本来の脂肪を溜め込みやすい身体になろうと変化が起きてきます。

副作用による食欲不振

排卵誘発剤の副作用として、食欲不振が起こる場合があります。その不振がおさまって、その反動で一気に食べることで太ってしまうのです。

不妊治療中のストレスによる暴食

実際には不妊治療をスタートして生活が変化して、治療中のストレス解消や多忙がゆえの間食でお菓子やパンを食べる機会が増えて太ったという方も多いのです。

いずれも排卵誘発剤の直接的な副作用として起きるのではありませんね。
服用の結果、ホルモンバランスが整い男性ホルモンが多く太りにくかったものが、普通の状態になることで太りやすくなったと感じたり、副作用の食欲不振がおさまったあとに一気に食べてまい太ることも考えられますが、いずれも直接的な原因ではありません。

妊活中の安全で効果的なダイエット方法とは?

つまり「排卵誘発剤を服用=太る」ということではなく、なにかしら間接的な理由や体質的な問題があるかもしれないということなんです!
ただ、もちろん個人差はありますが少々太るような傾向があるのは間違いないと思います。
それでも通常のダイエット同様、しっかり食事と運動に気をつけてBMI値での適正体重を保つように意識をしておけば、きちんと痩せることができますよ!

【食事編】

糖分油分を控える!

人間は食べたもので身体がつくられます。その身体で卵子や精子をつくるので、どんなものを積極的に食べてどんなものを控えるかということはすごく大事です!

特に注意したいのが不飽和脂肪酸の一種であるトランス脂肪酸。ジャンクフードやスナック菓子、マーガリンなどに含まれています。トランス脂肪酸の過剰摂取は女性の排卵機能低下に関係するという研究も発表されているそうです。
食べ物は和食中心を心がけ、薄味のものを心がけるようにしましょう。

鉄分、亜鉛、葉酸をとる

鉄分は生理がある女性にとって不足しやすい成分で、亜鉛は女性ホルモンの分泌を促します。また、葉酸は妊娠初期に起こる胎児の「神経管閉鎖障害」を予防してくれます。

これら3つの栄養素は日頃から不足しがちなものなので、妊活中は積極的に摂るようにしましょう。サプリメントで摂取するのもひとつの手ですね!

☆3要素が多く含まれる食品
鉄分→豚肉や牛肉などの動物性食品
亜鉛→牛肉・レバー・かに・レンズ豆・そら豆
葉酸→ブロッコリー・ほうれん草・菜の花・モロヘイヤなどの野菜 ライチ・アボカド・いちごなどの果物、ひよこ豆・そら豆などの豆類

【運動編】

ヨガ

ヨガは身体全体の筋肉をまんべんなく使ってゆっくりとした動きをします。また呼吸に集中して動くため、有酸素運動にもなり代謝の向上につながります。

最初は1日10分程度と無理のない範囲から始めてみましょう。入浴後だと筋肉がゆるんで血行がより促進されて効果的です。

ちなみに私は妊活中に毎朝起きてコップ一杯の水を飲んだ後、30分ヨガをしていました!朝にのびのびとした運動をするので1日を気持ちよく過ごせましたよ♪また、朝の有酸素運動は1日を通じて脂肪燃焼をするはたらきもしてくれるので、太りにくい身体になっているのを感じました!

骨盤の位置を矯正するストレッチヨガは、年齢を重ねると位置がさがる子宮や卵巣への圧迫を防いでくれます。また、全身の血のめぐりがよくするので妊娠しやすい体内環境をつくってくれます!関連動画は股関節に重点を置いたヨガになるので、是非試してみてくださいね♪

【関連動画】

ウォーキング

特別な道具も必要なく、自分のペースで無理なく始めることができて運動不足の方にもおすすめなのがウォーキングです。ウォーキングはふくらはぎをよく動かすことで下半身の大きな血管の血流を刺激するので、血行が良くなってホルモンの分泌が正常にします。また、子宮を温める効果も高くなります。

1日に30程度のウォーキングを週に3~4回程度行うと効果が期待できます。ウォーキングを行う前と後にウォーミンアップとしてストレッチや深呼吸をするとより効果的になります。

歩き方のポイントは「大股で、かかとから地につけてつま先で蹴り上げるように歩く」ことです。足首や足の裏全体でテンポよく歩きましょう。ひじを後ろに引くように腕をしっかりと振って歩けば全身運動にもなります!

周りの景色が移り変わって気分転換にもなるので、リフレッシュしたいときにもおすすめですよ♪

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まとめ

  1. 排卵誘発剤自体に太る作用はない
  2. ホルモンの分泌や食欲不振の反動、ストレスによって太ることがほとんど
  3. 糖分油分を控え女性に不足しがちな栄養を補い、ヨガやウォーキングなどの運動を取り入れる

不妊治療中は精神が不安定になって特にストレスが溜まりやすくなるかと思います。その最中に太ってしまえばさらに気が滅入ってしまいますよね。けれど、妊活を行いながらでも健康的に痩せることは可能です。自分の身体を大事にして、辛い治療期間を乗り越えましょう!

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