出産予定日がずれた!?遅れることによるリスクとは?

臨月に入り、出産予定日が近づくと、妊婦さんも周りもそわそわしてきますよね。
ただ、出産予定日を過ぎても生まれてくる気配がないと、反対に心配になりませんか。
出産は自然に任せたら良いと言われますが、予定日より遅れることで、リスクが発生するのでしょうか?

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赤ちゃんが生まれやすい周期ってあるの?

出産予定日をカレンダーに書き込み、我が子の誕生を、楽しみに、わくわくそわそわ、しながら待っているママさんは、多いのではないでしょうか。

しかしながら、実際に出産予定日に赤ちゃんが産まれるケースは、稀のようです。

そもそも、妊娠予定日は生理期間が28日として計算されているので、生理が短め、長めの人や生理不順の妊婦さんには、当てはまらないのです。

湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)が自然分娩の妊婦さん1563名を対象に、出産の時期をデータに取りまとめたところ、20人に1人が予定日に出産をしているという結果がでました。

(データ結果 期間:2001年元日~2005年9月末日)

  • 37週…3.7%
  • 38週…12.5%
  • 39週…30.8%
  • 40週…34.9%
  • 41週…18.1%

出産が多い周期は、39週~40週で、どちらかというと予定日より遅めに生まれる赤ちゃんが多いようです。
正期産(37週0日~41週6日まで)の時期は、思ったより長く35日もあるので、どこで出産するかは、神のみぞ知るでしょうね。
予定日は、あくまでも予定です。
赤ちゃん誕生まで、のんびりと、残り少ない妊娠期間を楽しみましょう。

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出産が遅れることへのリスク


正期産(37週0日~41週6日まで)は、35日もあると知っていても、予定日を1日でもすぎてしまうと、やはり心配してしまうママさんは多いもの。
そもそも、何故、予定日を過ぎると、何となく心配になってしまうのでしょうか?
それは、予定日を過ぎると赤ちゃんが大きく育ち過ぎて、難産になったり、死産になる可能性があるからかもしれません。
しかし、実際は予定日を数日過ぎたからといって、すぐに胎児が大きくなって難産になることはありません。

リスクが考えられるのは、正期産を過ぎて、42週0日に入るころで、過期産と呼ばれ、胎盤の力が弱くなり、赤ちゃんに酸素・栄養が届きにくくなったり、羊水が減少することで、臍帯圧迫になり赤ちゃんに負担がかかったり、胎児が減少した羊水の中で便をしてしまい、羊水が濁ると危険な状態になると言われています。
また、過熟児、巨大児(4000gを超えた赤ちゃん)が生まれやすく、出産が難しくなるリスクもあります。
日本では、過期産で生まれる赤ちゃんは全体の約2%です。
予定日を過ぎた頃から、検診の回数が増え、慎重に見守っていくので、過度に心配する必要はありません。
ゆったりと赤ちゃんの誕生を待ちましょう。

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ドキドキ。自然分娩と帝王切開どっちになるの?


出産予定日が過ぎると、いつ始まるか分からない陣痛に、毎日どきどきしますよね。
それに加えて、自分がどんな出産になるか予想がつかないので、これも心の準備が必要です。
出来るだけ、自然分娩で産みたいという妊婦さんは多いようですが、出産が始まってからの妊婦さんの身体の状態と病院の方針で決まってしまうので、その時の流れで判断するしかないのが現状です。

自然分娩と帝王切開は、どちらもお産ですが、それぞれメリット・デメリットはあるのでしょうか。

自然分娩は、耐え難い陣痛に耐え、会陰切開の心配、赤ちゃんがへその緒を首に巻き付けて生まれてくるかしれないリスクを考えなくてはいけません。
しかし、産後は、すぐに我が子を抱きかかえることができ、トイレも自分で行くことができて、すぐに赤ちゃんのお世話をすることができます。

帝王切開は、陣痛の痛みを耐える必要はありませんが、手術中は、身体を動かせないので、すぐに我が子を抱くことはできません。
赤ちゃんは、お腹から生まれてくるので、へそのおを巻いていても心配はいりません。
手術後、麻酔が切れると激痛を感じるママさんも多く、産後はトイレに行かれず、尿管を通さなくてはいけません。
数日寝たきりになる人もいて、赤ちゃんのお世話は何とか自力で立てるようになってからになります。

どちらも、痛みが伴う出産ですが、我が子に会うため、ママになるために頑張りましょうね。

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母子ともに無事出産!を目指して


自然分娩で出産するか、帝王切開で出産するか、世代でも出産に関する考え方は、さまざまです。

もともと、女性は子供を産むようにできているから、自然な形で出産するのが、ベストという人もいますし、帝王切開では、産む苦しみが分からないから、良くないといった考え方もあります。

産後も、自然分娩の方が、すぐに動けて赤ちゃんのお世話ができますし、赤ちゃんも産道を通ることで、羊水を吐き出し、肺の乾きが早いという利点もあるのも事実です。

しかし、高齢出産、または、エコーの普及でお腹の中の赤ちゃんの様子がよくわかるようになった今、できるだけ、出産のリスクを減らすには帝王切開をするという選択肢があることはとても幸せなことだと思います。

自然分娩にこだわりすぎて、母子が危険にさらされたというケースがあるのも事実です。

出産は、自然分娩であれ、帝王切開であれ、母親、赤ちゃんが無事であれば、それが一番ではないでしょうか?

お友達や姉妹が妊娠して、母子ともに無事出産という連絡を聞いて、ほっと安心した経験がおありだと思います。

出産は、母親、赤ちゃんが無事で元気であればそれでいいのです。

大切な人に、母子ともに無事出産と報告できる日を目指してくださいね。

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