赤ちゃん用品店で、哺乳瓶コーナーの横に必ずといっていいほど並んでいるマグ。
でも、これっていつ頃から使うの?何のために?と気になっているママは多いはず。
今回は、そんな赤ちゃん用のマグについて、まとめました。
目次
赤ちゃんがマグを使うメリット!
これまでは、ママのおっぱいや哺乳瓶でしか水分補給できなかった赤ちゃんが、マグを使えるようになると、実はいいことがたくさんあるんです。
ママがラクに!
赤ちゃんが、自分の両手でしっかりと、マグを握って飲み物を飲めるようになれば、ママがつきっきりで、飲ませてあげなくても大丈夫になります。
ちょっと寂しい気もしますが、これは大きなメリットですね!
人目を気にせず水分補給
母乳のママは特に、人前では授乳なんてできませんし、これまでは、赤ちゃんの水分補給が大変でした。
移動する時も、いちいち授乳室の有無を確認して、授乳場所を確保することが、先決でしたよね。
マグでお茶などが飲めるようになれば、ちょっとした水分補給は、人目を気にせずに行うことができます。
お手入れが簡単!
比較的、マグは哺乳瓶よりもお手入れがラクになります。
その理由は、飲み口が大きいこと!
哺乳瓶のように専用のブラシがなくても、外出先でも簡単に洗うことができます。
もちろん、飲み口の消毒は必須です。
トレーニングマグって?
赤ちゃんがマグを使ってくれると、たくさんのメリットがあることがわかりました。
赤ちゃんのマグを販売しているメーカーは、色々ありますが、中には「トレーニングマグ」というものを販売しているメーカーもあります。
トレーニングマグは、これまで、ママのおっぱいや哺乳瓶の乳首しか吸ったことのない赤ちゃんが、マグを使えるようになるために、段階を追ってトレーニングするためのもの。
- 哺乳瓶の飲み口
- スパウト
- ストロー
- コップの飲み口
というようなセットになっています。
つまり、赤ちゃんがマグから直接飲めるようになるためには、このような順番で練習すると、効率的だとメーカーは考えているということで、参考になりますね。
ただ、必ずしもこのようなセットを購入しなければ、飲めるようにならない、ということではありません。
紙パックに入った赤ちゃん用飲料で、ストローの練習をして、すぐにストローマグを使えるようになったという赤ちゃんもいます。
練習条件
そろそろマグの練習を始めてもいいかな、という目安になる条件は、2つあります。
安定しておすわりができること
まずは、赤ちゃんが自分の力でしっかりと座れることが大前提です。
腰回りの筋肉が発達しきっていない状態で、無理に赤ちゃんを座らせて、マグの練習をさせることは絶対にやめましょう。
物をしっかりと掴めるようになっていること
これも、マグの練習をする上では欠かせない発達のポイントです。
ミルクが中心の赤ちゃんの場合は、哺乳瓶を自分で持って飲んでいるか、などもひとつの目安になりますね。
いつから?
これらを踏まえると、当然個人差はありますが、大体、6か月以降にマグの練習を始める赤ちゃんが多いです。
ちょうど、離乳食をスタートさせる時期とも重なりますね。
練習方法として、まずは、赤ちゃんにストローから飲み物が出てくることを教えてあげます。
下を向いた状態で、物を吸うことに慣れていない赤ちゃんですが、のどが渇いているときに試したり、ママが目の前でストローで飲み物を飲んでいる姿を見せたりすれば、成功することが多いです。
ストローで飲むことに慣れれば、コップでも普通に飲めるようになる赤ちゃんが多いので、最大の難関はストローです!
最初は、赤ちゃんの吸う力も弱いので、短めのストローで練習してみましょう。
いつまでに使えるようになればいい?
マグを使うことのメリットを考えてもわかる通り、基本的には、マグが使えないからといって、何か赤ちゃんに支障が出るわけではありません。
そのため、必ずいつまでに、というような目安はありません。
無理に練習させようとせず、赤ちゃんのペースに合わせてあげましょう。
例えば、
- 離乳食をあげる際に、一度は必ず飲み口をくわえさせてみる
- 〇回嫌がったらその日は諦めて、翌日に再チャレンジする
ママなりのルールを作って、のんびり挑戦するのがおすすめです。
決して、赤ちゃんがうまく飲めないからと言って叱ったりしないようにしましょう。
まずは飲み口に慣れさせることから始めて、マグから美味しいミルクやジュースが飲めるんだ、ということを赤ちゃん自身が、認識すれば、そのうちゴクゴク飲んでくれるようになりますよ。