初めは、哺乳瓶でミルクなどを飲んでいる赤ちゃん。
大人と同じようにコップで飲めるようになるには、どんな段階があって、いつ頃からできるようになっていくのでしょうか。
コップで飲めるようになると、お母さんはぐっと楽になれるはず。コップで飲めるようになるまでの段階をご紹介します。
いつ頃からコップ飲みの練習を始めればいいの?ストローとどっちが先?
具体的にいつ、と明確に決まっているわけではありませんが、離乳食を始める時期がコップの練習を取り入れやすいです。
いきなりコップにトライするよりは、先にスプーンから水分を飲めるように練習しておくといいかもしれません。
アプローチの方法はいくつかあります。
- 空のコップを持たせてみる
- マグやマグマグと呼ばれるアイテムを利用する
- 大人がコップで飲む様子を見せて真似を促す
などです。
ただし、コップが遊ぶものになってしまってはいけませんので、赤ちゃんがコップを嫌いにならないよう配慮しつつ、遊ぶものではないことは、きちんと伝えてあげたいですね。
マグ、マグマグなどと呼ばれるアイテムは、飲み口が哺乳瓶と似た形のスパウトや、ストロー、そしてコップとパーツが付け替えられるようになっているものが多く出ています。
ベビー用品コーナーで取り扱いがありますので、一つは持っていても損はないアイテムではないでしょうか。
一応、メーカー側の目安の月齢も表示されていますが、必ずすべての段階を踏む必要はありませんし、順番が逆になる場合もあります。
筆者の娘の場合は、スパウトは断固拒否でしたが、イオンウォーターの小さなペットボトルからはすぐに直接飲めるようになり、コップとストローは、ほぼ同時期に飲めるようになりました。
どちらかというと、ストローの方がたくさん練習したかもしれません。娘はコップに抵抗がなかったタイプのようです。
このような例もありますので、順番はさほど気にしなくて大丈夫です。
どんなコップでも大丈夫?
一般的なコップは、取っ手が何もないグラスタイプや、取っ手が片側についているマグカップタイプが多いですね。
マグマグも、両側にハンドルがついたものが多く出ています(片側のものもあります)。
また、あまり重たくなく、赤ちゃんの小さな手でも持てる大きさで、落としてしまっても大丈夫なように、プラスチック製のものが適しているでしょう。
取っ手の大きさや長さも、赤ちゃんが持ちやすいかどうか気にしてみてください。
100円ショップなどでも、両側にハンドルがついたコップが扱っていることもありますし、赤ちゃんが好きなキャラクターや色遣いなど、楽しくコップの練習ができるものを選んであげたいですね。
持ち運んで使いたい場合には、こぼれにくいもの、ふたがしっかり閉まるものなどを選びましょう。
飲み口をストローと付け替えられるタイプや、保温・保冷ができるものも多く出ていますので、賢く選んで使い分けるのもいいでしょう。
一番のポイントはおおらかな気持ちで構えておくこと
何においても、赤ちゃんは個人差が大きいものです。
同じくらいの月齢のお子さんや、もう少し月齢の小さいお子さんがコップで飲めているのを見て、焦ってしまうお母さんもいるかもしれません。
ですが、お子さんが嫌がっているのに無理に進めてしまうと、お子さんは本当にコップが嫌いになってしまうこともありますので、くれぐれも焦りは禁物です。
ストローの場合だと、紙パックの飲み物を利用する(紙パックの胴体部分を押すと中身が出るので、赤ちゃんが吸い込むサポートができます)ことで、スムーズに飲めるようになることがあります。
ストローで飲めるようになったことで、コップへの興味が広がることもあります。
あるいは、おままごとの中で、コップで飲む仕草を繰り返すうちに、お子さんからコップで飲みたがるようになることもあります。
初めのうちはこぼしてしまって当たり前ですから、コップの中身は牛乳やジュースではなく、水にしておきましょう。
思い切って、お風呂場で豪快にこぼしながら楽しく練習してみるのも一つの手です。