赤ちゃんのへそに黒いかたまり!放っておくと手術する場合も…正体は何?

PAK95_yokoninaruanjyuへその緒が取れてきれいなおへそになると思ったのに…なにか黒いものがついてる?

無理に取るのもこわいけど、このまま放っておくのも心配ですよね。

赤ちゃんのおへそを黒くする原因と、お手入れの仕方、放っておくと、こわいおへその病気をまとめてみました。

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赤ちゃんのおへそに黒いかたまり!これってなに?

赤ちゃんとママを繋ぐ、大切なへその緒。

 

出産とともに切り離され、時間が経つにつれて干からびて茶色に変色していきます。
およそ1〜3週間くらいで自然に取れてしまいます。

 

へその緒がついている間、もしくは取れた直後は、おへその消毒を指導する産院も多いようです。

 

消毒の頻度は産院によりますが、だいたい、沐浴後かおむつ替えのタイミングでのケアが一般的です。
中には自然乾燥すれば大丈夫、という方針の産院もありますので、出産した産院の指示に従ってくださいね。

へその緒が取れたあとは、しばらくは黒く汚れています。

これは沐浴をしているうちに、自然に取れてきれいになることが多いです。

ただいつまで経っても黒いかたまりが取れないこともあります。

 

そもそも、この黒いかたまりはなんでしょうか?

 

黒いかたまりとなる原因は、どうやら2つ考えられるようです。

 

ゴミが原因

おへそに垢やごみがたまったもの。よく「へそのゴマ」と言われるものですね。

 

かさぶたが原因

へその緒が取れた時の少量の出血が、かさぶたになったもの。

もしくは、その2つの原因が重なって、かさぶたに汗やほこりがついて固まったものであることもあります。

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黒いかたまりは取った方がいいの?正しいおへそのケア

おへそがジュクジュクしていたり、悪臭がなければ、黒いかたまりは放っておいても大丈夫です。

 

気になる場合は、あらかじめベビーオイルなどをおへそに垂らしておき、沐浴の際に優しくなで洗いしてあげましょう。

何日か繰り返すことで、おへその黒いかたまりがはがれてきれいになります。

 

この時に注意すべきことは、焦って強引に取ろうとしないことです。
へその皮膚は薄くて弱いものです。あまり強くこすると炎症を起こしたり、奥まで触ることで腹痛の原因になります。

 

また、赤ちゃんのおへそから少量の出血が見られるのはよくあることです。

 

おへそには複数の細かい血管があるので、へその緒が取れたばかりの頃は、腹筋に力を入れただけで出血してしまうことがあります。

この時にできたかさぶたは、強引にはがすと再び出血してしまうことになるので、傷の治り具合をよく観察してからケアをするようにしてください。

おへその上手な掃除の仕方

  • まずはママの手を石鹸で洗って、清潔にしましょう
  • 消毒液やベビーオイルをつけた綿棒を用意します
  • おへそを親指と人差し指で大きく開きます
  • おへそに綿棒をななめに当てながら、しわの間までしっかりなぞります

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こんな症状には要注意!臍炎とは?

ブドウ球菌をはじめとする細菌感染によって引き起こされます。

おへそや、その周りが赤くなって腫れてしまう病気です。

 

ほとんどの場合は、単純な炎症が原因です。
ただ中には、胎児の体質がうまく乳幼児の体質に変更されないために、臍炎になってしまうこともあります。

 

症状は以下の通りです。

  • おへそがじゅくじゅくと湿っている
  • おへそから強い膿の臭いがする
  • 出血や痛みがあるため、赤ちゃんがグズグズする

 

このような症状がある場合は、すぐに受診をするようにしてください。

 

臍炎の治療は主に、消毒と塗り薬によって行われます。
あとはおへそを清潔にすること、まめに空気に触れさせて乾燥を促すことなどが指導されます。

 

臍炎はこれらの対処で治まっていく病気ですが、放っておくと傷口から全身に菌が回ってこわい病気に発展することもあります。

 

「敗血症」や「髄膜炎」を引き起こす原因ともなりますので、油断をせずに早めの治療を心掛けましょう。

 

薬を使ってもよくならない場合も、まれにあります。
「尿膜管遺残」が疑われますので、再度受診をしてくださいね。

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臍炎とならんで多い病気!臍肉芽腫とは?

臍炎がひどく悪化したり、へその緒が取れたあとに一部の組織がそのまま残ってしまっていることが原因で引き起こされます。

 

へその緒が取れたあとに発症する、新生児に多い病気です。
一か月検診で気付くことが大半なので、早めの処置ができることが多いです。

 

症状としては、ピンクやくすんだ赤い肉のかたまりが盛り上がったり、しこりのようになって飛び出しています。
じゅくじゅく湿っていたり、出血がある場合もあります。
臍肉芽腫は米粒くらいの小さなものから、おへそを覆ってしまうほど大きなものまで色々です。

 

小さい臍肉芽腫なら、硝酸銀棒や硝酸銀液を用いて焼き切ることができます。
肉芽腫部分を治療しても赤ちゃんに痛みはないと言われています。

 

この方法なら短時間で終わるので、赤ちゃんに負担もありません。切除後の薬は特にありませんので、清潔を心がけるようにしてください。

 

大きい臍肉芽腫になると、肉芽腫の根元を糸で縛って自然に取れるのを待ちます。
血の流れを止めることで肉芽腫部分が壊死するので、しばらくするとポロッと取れます。

 

早めの受診によって治る病気ですが、重症化すると大がかりな手術が必要になります。
また臍炎同様、細菌が傷口から全身に回って敗血症を引き起こすこともあります。

 

臍肉芽腫は切除した後に再発する場合もあります。
症状が見られたらすぐに小児科を受診するようにしてください。

 

ただ、病院によっては、臍肉芽腫の治療を行っていないこともあります。事前に電話をして確認することをおすすめします。

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