赤ちゃんの満腹中枢はいつからできるの?母乳育児の気になるポイント

初めての子育て、気になることや心配なことばかり、というお母さんも多いと思います。中でも、順調に成長しているのかは一番気になるところですよね。

母乳をあまり飲んでくれないのは困りますが、飲み過ぎるのも悩むところです。

  • 母乳やミルクはどのくらいあげれば良いの?
  • 赤ちゃんの満腹中枢はいつできるの?

食欲旺盛な赤ちゃんを持つお母さんが気になることをまとめました。

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母乳育児スタート!母乳はいつあげる?

出産すると入院中に授乳指導があるはずです。
その際に、基本的には3時間おきに授乳する、でも赤ちゃんが欲しがったら3時間空けずにあげてもよい、と言われると思います。

ただ、赤ちゃんの言葉はわかりません。
欲しがったら、と言われてもわかりませんよね。

ミルクの場合、量も規定量があります。間隔も3時間おきと決まっています。
迷うことはありません。

では、母乳の場合はどうでしょうか。
授乳前後の体重を、産院で使われているような精度の高い体重計を使って計らなければ、飲んでいる量はわかりません。
足りていないのではないか、飲みすぎてはいないか、心配になるお母さんも多いのです。

ミルクの場合は消化が悪いため、間隔を空けないと赤ちゃんの胃腸に負担がかかります。その分腹持ちも良く、3時間という間隔が決まっているのです。

母乳は消化が良く、その分ミルクよりも空腹を感じるのも早いので、必然的にミルクよりも頻回授乳になります。産まれて間もない赤ちゃんは1回に飲める量が少ないこともあるので、他の理由で泣いていることが考えられないときはおっぱいをあげるようにしても良いでしょう。
スタートのこの時期に頻回に母乳をあげることで、母乳の出る量も増えます。

1日に8~12回の授乳が目安です。体重は1日あたり15~30gしっかり増えているかを見ましょう。1週間~10日単位で体重を測り、増えていない場合には授乳回数を増やします。

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生後0~3ヶ月、満腹中枢は?飲み過ぎのサインは?

赤ちゃんにも満腹中枢があっておっぱいをあげても飲まなくなる、
そうであればわかりやすいのですが、産まれてすぐの赤ちゃんには満腹中枢はありません。

そのため、飲み過ぎかどうかはお母さんが判断してあげなければなりません。
赤ちゃんの体重の増加が1日50gを超えていないか、というところではかることができますが、他にも赤ちゃんが出すサインがいくつかあります。

  • 授乳後のゲップをさせても母乳を吐く
    赤ちゃんの胃は逆流しやすい構造なので、何らかの刺激で吐くことはよくあることですが、飲み過ぎで吐くことも考えられます。
  • おしっこやうんちの回数、量が多い
  • お腹がパンパンに張っている
  • 便秘や下痢になる
  • 唸ったりいきんだりする

飲みすぎてお腹が苦しくて唸ったりいきんだりすることがあります。

泣いたらおっぱいをあげても良い時期ですが、飲みすぎは赤ちゃんにとっても負担になるので、こういったサインが見られる場合は、注意して見てあげましょう。

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生後3ヶ月、満腹中枢ができる?

生後3ヶ月ころになると満腹中枢もできてくると言われています。
急に1回の授乳時間が短くなったり、授乳間隔が開いたりすることもあります。中には夜中に起きなくなる子もいます。

これまでと比べておっぱいを飲んでいる時間が短いので大丈夫かな?と心配になるかもしれません。
でも赤ちゃんも母乳を飲むことに慣れ、母乳の出も安定してくるので、1回で飲める量は増えているはずです。

体重増加もこれまでより緩やかになることもありますが、寝返り等、活動量も増える時期なので、体重が増えていれば心配はありません。

授乳間隔は3~4時間おき、授乳回数は5、6回が目安です。

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ウチの子は満腹中枢がない!?

中には満腹中枢ができるはずの時期でも、変わらずどんどんミルクや母乳を飲みたがる子もいます。私の場合も長女がそうでした。

ミルクはあげず完全母乳で、新生児期から泣いたらおっぱいをあげていました。
3ヶ月ころには満腹中枢もできると聞くし、そのうち赤ちゃんの方から満腹を感じ、もういらない、となると思っていたのですが、1日の授乳回数は4ヶ月でも変わりませんでした。

あげれば飲むので、飲んだ分しっかり体重が増え、まるまるとした体型になったのです。
市の育児相談へ行くと、飲みすぎと言われ、授乳間隔を開けるよう指導されました。

3ヶ月を過ぎたら、泣いたらすぐにおっぱいではなく、抱っこしてあやしてみたり、少し外を散歩してみたり、おっぱい以外の方法もいろいろ試してみるのも良いでしょう。

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赤ちゃんの太り過ぎが将来に影響する??

赤ちゃんがぽっちゃりしているのはかわいいですが、もし将来の肥満につながるとしたら心配ですよね。

肥満になりやすさを決める脂肪細胞は、一度増えると減ることはありません。
赤ちゃんの時期に太りすぎることによって脂肪細胞が増えて、将来の太りやすさにつながるのです。

母乳はミルクよりも太りにくいと言われています。ただ、母乳はお母さんの食事に影響を受けるので、高脂肪高カロリーな食事を摂っていると母乳でも太りやすくなります。母乳をあげているお母さんは食事内容にも気をつけなければなりません。

ただ、赤ちゃんの時にぽっちゃりしていてもずっと続くとは限りません。
長女も赤ちゃんの時からずっと、身長は小さめ、体重は多めでしたが、3歳で幼稚園に入園すると少しずつ締まってきました。

赤ちゃんがたくさんおっぱいを飲んでくれることは嬉しいことです。
飲みすぎ、太りすぎにはあまり深刻にならず、ただ、こういったことは知っておいた上で母乳育児を楽しみましょう。

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まとめ

  1. 母乳はミルクよりも消化が良く、頻回授乳でも良い。
  2. 生後0~3ヶ月はまだ満腹中枢はない。
    泣いたらおっぱいでも良いが、体重の著しい増加や飲み過ぎのサインが見られる場合は注意する。
  3. 生後3ヶ月ころから満腹中枢ができて授乳間隔が開いたり、夜中に起きなくなったりすることもある。
  4. 生後3ヶ月を過ぎてもそれまでと変わらずおっぱいを飲み、体重が増え続ける場合は、授乳間隔を開けるように試みる。
  5. 赤ちゃんの時期に太りすぎることで、脂肪細胞が増え、将来の太りやすさにもつながるので、母乳の場合は食事内容にも気をつける。

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