
赤ちゃんの成長とともに、泣き声が大きくなることに驚く方も多いかもしれません。
初めは泣いているだけだった赤ちゃんは、いつ頃からおしゃべりするようになるのでしょうか。
赤ちゃんの言葉は、どのように発達していくのか見ていきましょう。
赤ちゃんの言葉・喃語(なんご)
最初の発声は、「アッアッ」など母音だけのもので、これは『クーイング』と呼びます。
そして、クーイングの次に「アーアー」「バブバブ」「ダアダア」などのような発声が見られるようになってくるのですが、これらは『喃語』というもので、クーイングとは別のものと捉えられています。
喃語が出始めるのは、生後4か月ごろが目安ですが、赤ちゃんは何事においても個人差が大きいので、もっと早くから喃語が出る子もいれば、もっと後になってから出る子もいます。
クーイングも喃語も、赤ちゃんが話すようになるための練習段階です。
喃語には大体3つの段階があります。
なお、喃語の発声は生後8~10か月ごろが一番多いです。
第一段階
母音の喃語…「アーアー」「ウーウー」など。
クーイング後に見られる最初の喃語。
第二段階
子音の喃語…「ダー」「バッ」「ブー」など。
生後5~6か月頃から見られ、子音のバリエーションがどんどん増えていきます。
第三段階
つながった音の喃語…「マンマンマン」「バアバア」「ダーダー」など。
生後7か月頃から見られることが多く、赤ちゃんのお気に入りのパターンがそれぞれあります。
赤ちゃんの言葉の発達段階…いつ頃からおしゃべりし始めるの?
クーイング、喃語と発達してきた赤ちゃんの言葉は、生後10か月頃から新しい段階へと移っていきます。
今度は、お母さんに向かって「マンマ」と言ったり、おもちゃを指さして「アーアー」と言って興味があることを示したり、少しずつ、自分の意思を伝える発声が出てくるようになるのです。
大人が理解できるような言葉(有意味語)を話し出すのは、1歳ごろが目安です。
喃語と同じように、言葉の発達は個人差が大きいので、1歳になってもおしゃべりをしないからといって、すぐに心配することはありません。
まだ、おしゃべりできないうちでも、自分の名前を呼ばれると反応できるのは、自分の名前を理解している、呼ばれたことを聞き取れている証拠ですね。
また、褒められているのか、叱られているのかということも、内容は分からなくても抑揚やニュアンスなどでなんとなく理解できているそうです。
母国語と外国語の違いも分かると言われています。
「バイバイ」といった動作と言葉の理解も段々と進んでいきます。
とはいえ、1歳ごろから、急に大人と同じように話せるようになる訳ではありません。
喃語の中に、大人が理解できるような言葉=有意味語が混じるようになってきます。
大体1歳半ごろまで、喃語と有意味語が混じったおしゃべりをします。
言われた言葉の物まねや、歌が歌えるようになるのもこのころからです。
いつ頃から言葉が理解できてくるの?気を付けてあげたいポイント
赤ちゃんは、自身の発声よりも聞き取る・理解する方が先に発達するとお伝えしました。
生後10か月ごろになると、今度は大人の声をまねしようとして、色々な声を出すようになってきます。
生後11か月~1歳ごろには、だいぶ言葉の理解が進むようです。
「ちょうだい」「どうぞ」といったコミュニケーションが取れるようになってくる時期です。
赤ちゃんが指差しをするようになったら、「ブーブーだね」「わんわんだよ」など、赤ちゃんが理解しやすい言葉で教えたり、「あついね」「おいしいね」のように日常のちょっとしたことをどんどん話しかけたりしてあげましょう。
上のお子さんがいたり、おじいちゃんおばあちゃんがいたりと、会話が多い環境にいるお子さんはどちらかというと言葉の発達が早い傾向があると言われています。
赤ちゃんに絵本の読み聞かせを取り入れる方も多いかもしれません。
ただ、絵本の読み聞かせは、言葉の発達を促すきっかけと捉えるよりは、他の遊びと同様、赤ちゃんの楽しい体験の一つと考えることをおすすめします。
絵本の読み聞かせだけしていても、言葉が順調に発達するわけではないのです。
また、テレビですが、何時間もだらだら見せ続けることは望ましくありませんが、30分程度の短時間であれば見せても構わないでしょう。画面が激しくチカチカする、刺激が強いといった内容のものは避け、うまく利用できるといいですね。
他の発達同様、言葉の発達も個人差が大きいものです。
1歳になるのにまだ話さない…など不安を覚えるお母さんも多いかもしれません。
ですが、喃語、喃語交じりの宇宙語のような言葉を話す時期は本当に一瞬です。
一生に一度だけの喃語もぜひ楽しんで見守ってあげてくださいね。