
まだ1歳のお誕生日も迎えないような小さな赤ちゃんでも、鼻水を垂らしている子は意外と見かけますよね。
子供が成長する上で、赤ちゃんや子供と切っても切れない縁なのが鼻水です。
今回は意外と知られていない赤ちゃんの鼻水について考えていきます。
目次
赤ちゃんは鼻水を出しやすいってホント?
赤ちゃんは、生後半年くらいまでは、ママからもらった免疫のおかげで病気をしない、と聞いたことがありませんか?
私が長男を出産した時は、第一子だということもあり、そのような≪子育てなるほど話≫を熱心に読んでは真に受けていました。
そして初夏に生まれた長男がちょうど生後半年を迎えるころに、初めて鼻水を出して軽い風邪のような症状が出ました。
当時の私は「あの話は本当だったんだ〜」と妙に感心していましたが、今にして思えばちょうど冬の時期になり、寒さと乾燥も相まって風邪気味になったのでしょう。
第三子である長女は冬生まれでしたが、生後わりと早いうちから鼻水を垂らす子でした。
風邪をひいている・ひいていないにかかわらず、赤ちゃんは鼻水を出しやすいものです。
なぜなら、赤ちゃんの鼻は高さもなく鼻の穴も小さくて機能が未熟なため、少しの刺激でもすぐに鼻水が出てしまうというわけです。
例えば暖かい室内から急に寒い屋外に出るとか、乾燥した強い風が吹いてきたとか、そういう一時的な刺激にも敏感に反応するのが赤ちゃんの鼻なのです。
鼻水を放置しておくとどうなるの?
大人になると鼻水が出たとしても放置することが多いです。
ですが、赤ちゃんの場合、放置すると様々な病気の可能性が出てきます。
赤ちゃんは中耳をつなぐ耳管という場所が太くて短いため、中耳に菌が侵入しやすく、たかが鼻水と甘く見ないで、注意してみてあげましょう。
鼻水を放っておくことが原因で発症したり重症化したりする病気には、次のようなものがあります。
中耳炎
鼓膜の奥の方にある中耳という所へ、鼻から雑菌が入り炎症を起こす耳の病気です。
耳に痛みや不快感があり、赤ちゃんだけでなく大人でもかかった場合、辛い病気となります。
治療が遅れると難聴の原因にもなります。赤ちゃんが中耳炎を発症した場合、次のような症状やサインが出ることが多いです。
- 発熱
- 耳を痛がる、頻繁に耳を触る
- 機嫌が悪くミルクや母乳の飲み方が悪い
- 寝つきが悪い
- 耳だれ(うみ)が出る
副鼻腔炎
鼻の奥にある副鼻腔という空洞が風邪のウイルスや細菌に感染し、うみがたまる病気です。
6か月以上の赤ちゃんからかかると言われています。主な症状は次のようなものです。
- 黄緑色の鼻水が立て続けに出る
- 鼻が詰まり鼻の穴がただれる
- 咳が出てたんがからむ
- 口で呼吸している
- 微熱が続く
病院に連れていく目安は?
うちの3人の子供たちは、毎年ほとんど冬のあいだじゅう鼻水を出している子たちなので、鼻水くらいで病院に行っていたら、ほとんど毎週耳鼻科に通うことになるじゃないか…と、仕事をしながら子育てしていた私は、元気な子供たちを鼻水くらいで病院に連れていこうとは思いませんでした。
しかしある時、次男が発熱し耳だれも出ていたので、耳鼻科を受診したところ、中耳炎を発症していることが発覚!
先生に「もっと早く連れてきていたら軽くて済んだのに」と言われ、切開しての治療にギャンギャン泣き叫ぶ次男の姿を前に、深く反省したのでした。
それ以来、鼻水は出始めの時期に耳鼻科を受診する、と決めています。
適切な治療を受け、必要に応じて薬を飲ませることで、冬中続いていた鼻水もちゃんとおさまるんだということが分かり、ほっとしました。
専用の器具で鼻水を吸引してもらうだけでも、その後の鼻水の出方が全然違いますよ!
ということで、鼻水が出ていたら早めの受診をおススメしますが、特に以下のような症状があったら、ためらうことなく病院へ連れていきましょう。
- 発熱している
- 咳が出ていて苦しそう
- 鼻詰まりがあり、眠れない
- 鼻詰まりのせいで、母乳やミルクが飲めない
- 目の充血や目やにがひどい
- 鼻水が数日続いている
耳鼻科?小児科?症状で決める受診先
鼻水の症状が心配で赤ちゃんを病院へ連れていく場合、ママが迷うのは、耳鼻科にするか小児科にするか、ということではないでしょうか。
判断に迷ったり、近所の耳鼻科のことがあまりよく分からなかったりする時は、とりあえずかかりつけの小児科を受診すれば大丈夫です。
ただ、私もそうでしたが、風邪やインフルエンザなどが流行る時期だと、ただの鼻水だけの症状で小児科に連れていき、様々な病気をもらって帰ってくることになっては困る…と考える方もいるでしょう。
そこで、耳鼻科を受診した方がいいケースと小児科を受診すべきケースをまとめてみました。
耳鼻科をおすすめするケース
- 症状は鼻水や鼻詰まりのみ
- 明らかに耳を痛がっている
- 耳だれがある
- 小児科を受診したが改善されない
小児科をおすすめするケース
- 激しい咳やたん、熱や下痢など、鼻水以外の症状がある
- 熱などの症状はないが、機嫌が悪く、耳を痛がっているか判断ができない
まとめ
このように、症状が鼻と耳に特化して現れている場合は耳鼻科、発熱など他の症状を併発している場合や判断がつかない場合は小児科と覚えておきましょう。
また、鼻水を軽く考えて、受診するまでもないけれど鼻水を抑えたいから、という理由で、安易に市販薬を小さな赤ちゃんに飲ませることは避けるべきです。
鼻水が何かの病気のサインになっていることもありますし、鼻水自体も、粘膜を乾燥から守ったりウイルスや細菌を体外に出したりする大切な働きを持っているので、薬で完全にシャットアウトすることはかえって危険なのです。