つわりで夜眠れない…対処法は?ぐっすり眠る裏技とは?

つわり、辛いですよね。つわりの程度は個人差が大きいですが、重い場合は、普通の生活がままならなくなったり、夜も眠れなくなったりすることもあります。

  • つわりとは何?
  • つわりはいつまで続くの?
  • 夜眠れない場合の対処法は?

眠れなくて苦しむ妊婦さんが気になるポイントをまとめました。

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そもそもつわりって何?


つわりといえば、ドラマなどで、急にウッ!と吐き気が起こるイメージしかなく、どういったものなのかは妊娠するまで私もよく知りませんでした。

つわりは、妊娠によって起こる不快な症状の全てを指します。
最も現れる症状は、よく知られている嘔吐や吐き気ですが、その他にも、匂いに敏感になる、嗜好が変化する、眠気、頭痛、便秘や下痢といった症状が起こります。

吐き気も、何となくむかむかする、という程度から、食べ物を見ただけでも吐き気が起こる、食べても嘔吐してしまう、逆に空腹で吐き気が起こる、など様々です。

原因は、4つの説があります。

  • 妊娠することによって体内で妊婦に必要なホルモンが増え、急激なホルモンの変化に身体がついていけず、自律神経のバランスが崩れることでつわりが起こるという考え方です。
  • 胎盤がまだ未成熟であるために、妊婦の身体が赤ちゃん自体を異物として認識してしまうことでアレルギー反応が出る、という説です。
  • 流産を防ぐために母体があまり動かないようにするため、という説です。
  • 毒素となる食べ物を排除するため、という説です。

こういった説がありますが、つわりが全くない人もいるため、これらでは説明できない部分もあり、実は原因ははっきりとしていません。

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つわりが夜だけひどい…なぜ?


昼間はそうでもないけれど、夜になるとつわりがひどくなって眠れない、というのはよく聞きます。
夜中に吐き気をもよおし、何度もトイレに起きるのは大変ですよね。

つわりが夜ひどくなる原因は明らかにされていません。
1日の疲れやストレスの影響が夜に現れる、昼間は仕事や家事や育児で忙しく気が紛れているが、夜になると気が緩むことで現れやすくなる、といったことが考えられます。

夜眠れない…対処法


夜眠れなくなってしまったときの対処法は4つあります。

寝る姿勢を工夫する。

寝る姿勢によって吐き気が緩和されることもあります。
自分が一番楽な姿勢を探しましょう。お腹が大きくなるまではうつ伏せで寝ても問題ありません。気持ち悪くならないような姿勢を見つけましょう。
横向きになって片方の足を上げる「シムスの体位」を試してみるのも良いかもしれません。
お腹が大きくなってきた妊婦さんが寝るときに楽な姿勢と言われています。

スマホやテレビを見ない

眠れないとき、夜中に目が覚めたとき、ついスマホを見てしまうかもしれません。
でも、スマホやテレビの画面を見ると、脳が興奮状態になり、余計に眠れなくなることがあります。

無理に寝なくても横になって目を閉じているだけでも身体は休まります。
目を閉じてゆったりとリラックスした気分で横になりましょう。

夜食を用意しておく

空腹で吐き気が起こっている場合もあります。すぐに食べられるようなバナナやビスケット、ゼリー、小さなおにぎりなどを用意しておくと良いでしょう。

少し空腹が満たされることで吐き気が治まることもあります。
食べ過ぎると満腹でまた気持ち悪くなることもあるので、つまむ程度にしておきましょう。

考えない

夜寝られないとついいろいろ考えてしまいがちですが、考えないことが一番大切かもしれません。
つわりがいつ来るかな、妊娠出産をちゃんと乗り越えられるのかな、など考えたりし、眠らなければ、と思っていると余計に眠れなくなってしまいます。
眠れなければ寝なくてもいいか、といった気持ちでゆったり横になりましょう。

夜ぐっすり眠るために


妊娠を機に、今までの生活を見直してみましょう。

朝型の生活にする

妊娠前は夜型の生活をしていた人も多いかもしれません。
眠れないし、と夜型の生活を続けていると体内時計も狂ってしまい、ますます夜眠れなくなってしまいます。朝もゆっくり寝ていると、また夜早く寝られなくなってしまい悪循環です。
朝はしっかり起きて朝日を浴びて体内時計をリセットし、眠い場合はお昼寝をしましょう。

シャワーで済ませず湯船に入る

湯船に入浴することで、リラックスし、疲労回復の効果があります。
入浴によって上がった体温が下がっていくことが、眠りにつくのをサポートするため、寝つきが良くなると言われています。

どうしても辛い!医師に相談しよう


自分でできることを試しても、どうしてもつわりがひどく夜も眠れず辛い時は医師に相談しましょう。
つわりが重い場合、「妊娠悪阻」であることも考えられます。

妊娠悪阻の自己チェックポイントを5つあげます。

  • 体重が一週間で5~10%と急激に減少した。
  • トイレの回数が極端に減った。尿が出ない。尿の色が濃い。
  • 数日、食事を摂れていない。
  • 1日に何度も嘔吐し、水分も摂取できない。
  • めまいや頭痛でフラフラして歩けない。

もし当てはまる症状があれば、妊娠悪阻の可能性もあり、治療が必要な場合もあるので、病院を受診しましょう。

つわりはいつ終わるの?


つわりは病気とは違って薬もなく、いつ終わるかもわからないので先が見えず辛いですよね。
つわりの起こる期間も個人差がありますが、一般的には、妊娠4~7週の初期に始まります。胎盤が完成し、ホルモンバランスが安定する妊娠12~16週頃、妊娠5ヶ月には治まることが多いため、妊娠初期の症状とされています。

中には出産直前である妊娠後期まで継続する場合もありますが、最も辛い状態がずっと続くものではなく、徐々に治まっていきます。
いつか終わる時は来る、と信じて頑張りましょう。

まとめ

  • つわりは妊娠による不快症状の全てで、原因は4つの説があるが、はっきりしていな
    い。
  • つわりの時期、程度には個人差があるが、一般的には妊娠4~7週の初期に始まり、
    12~16週頃には落ち着く。
  • つわりが夜だけひどくなることは多いが、原因は明らかにされていない。
  • 夜眠れない時は4つの対処法を試してみよう
  • 夜眠るために朝型の生活にしよう
  • どうしても辛い時は医師に相談する

夜眠れないことが赤ちゃんに何か影響を及ぼす訳ではありません。
辛いとは思いますが、つわりも治まるときが来るので、思いつめず、赤ちゃんのことを考えながら乗り越えましょう。

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