
ご出産おめでとうございます。母乳やミルクを幸せそうに飲んでいる赤ちゃん、本当に愛おしいですね。
そんな赤ちゃんが泣いていると、「ミルクが足りないのかしら」と心配し、そして「飲みすぎていないかしら」という心配が押し寄せることはありませんか?
ミルクの飲みすぎのサインは?
「どんな状態が飲みすぎなのか」という判断ができれば、安心して育児ができます。
判りやすいサインとしては、1日に何回かミルクを吐く、授乳中にミルクが口からもれる、お腹がぱんぱんに膨れて苦しげに泣く、という状態です。
コップにたくさん水を入れたら溢れ出すのと同じで、胃にたくさんミルクを入れたら溢れ出します。
そして、1日50gを超える体重増加がみられるので、スケールがあれば確認してみましょう。
- 手足がじっとりしている
- ウーウーと唸ったりいきんだりする
- 下痢の症状が出る
- おしっこや便の回数・量が多い
- ねばねばズルズルの緑っぽい便が出る
- 舌が白い
このような状態は、胃やお腹にかなりの負担がかかっている証拠です。
しかし、これらの症状はミルクの飲みすぎだけでなく病気の可能性もあるので、飲みすぎと決めつけずに気になるときは小児科で診てもらいましょう。
また、飲みすぎを改善しようと授乳回数を減らそうと考えがちですが、それは逆に栄養不足を引き起こす可能性があるのでやめましょう。
飲みすぎサインを感じたら、授乳回数を減らすのではなく、一回の授乳の長さを調節してみましょう。
ミルク量の目安は?
飲みすぎを防ぐためには、まず適切なミルク量を知る必要があります。
ミルク育児の場合は、ミルクは3時間ほど間隔をあけて与えます。
生後0~7日は生後日数×10+10ml、7日~2週間は80~100ml、2週間~1か月は100~120mlが目安です。
ミルクと母乳の両方を与える『混合育児』では、ミルク育児の目安とは違ってきます。
混合育児でも、母乳中心でミルクを足す場合は、母乳を与えたあとにミルクを20mlずつ足します。
逆にミルク中心で母乳を足す場合は、ミルクを標準量飲ませてから母乳を飲ませます。
因みに、筆者は2人産みましたが、1人目がミルク中心・2人目が母乳中心の混合育児でした。
母乳がどれくらい出ているのかが分からず、足したミルクを子どもが全て飲みきると、「もしかしてまだ足りないのでは?」と考えてまたおっぱいを加えさせたり、ミルクを足したり、と右往左往していたのを思い出します。
ミルク育児でも混合育児でも、赤ちゃん個々の体質・体格によって必要量は異なります。
あまり標準値にこだわりすぎず、赤ちゃんの様子を見ながら量を考えて与えていきましょう。
飲みすぎるとどんな影響があるの?
大人でも食べすぎたら便の回数が増えるように、赤ちゃんも飲みすぎたら便の量が増えます。
赤ちゃんの便は、ただでさえ柔らかいので、その量が増えたらお尻がかぶれてしまいます。
切れ痔が痛くて泣いているのに、それが分からずまたミルクを与えて悪化する、という悪循環を招くこともあります。
そして、やはり大人と同じで、飲みすぎが続けば肥満体型になります。
肥満になるほどの飲みすぎを引き起こすのは、赤ちゃんの満腹中枢の発達が関係しています。
赤ちゃんの満腹中枢は未発達で、目の前に乳首があると吸いつく「吸てつ反射」があるため、お腹がパンパンに膨らんでいても吸ってしまいます。
発達に伴い、徐々に満腹中枢が発達すると、それまでよりも飲む量が減ることがあります。
そんな時は、無理に飲ませようとせず、様子を見て切り上げましょう。
筆者の子どもたちも、3か月くらいになると哺乳瓶を舌で押し出したり、手で払いのけたりするようになりました。
親としては「食欲がないのかしら」と心配したりもしましたが、それはきっとそれまでがたくさん飲みすぎていたのですね。
飲みすぎないためにできる工夫は?
ミルク育児の場合は、赤ちゃんがどれくらい飲んだのかが見て分かるので工夫もしやすいでしょう。
だいたい標準値のミルク量を飲ませた後、まだ欲しがるようなら、おしゃぶりを使ってみましょう。
「おしゃぶりはくせになる」「歯並びに影響が出そう」という声もありますが、おしゃぶり卒業の目安は1歳半と言われているので、それまでに切り上げればよいのです。
泣くたびに、おしゃぶりを口に入れるというような頻度が高い使い方は避け、ミルクの後だけ、と決めて与えれば何の不安もないでしょう。口に入れるおもちゃもいいかもしれませんね。
混合育児の場合は、母乳をどれくらい飲んだのかが判らないので悩ましいですね。
ミルクの量を少し減らして、その代わりに麦茶・白湯・ミネラルウォーターを飲ませてみましょう。
果汁も1カ月過ぎれば飲ませても大丈夫ですが、食物アレルギーの不安もあるので、リンゴの汁を薄めたものを少量程度あげましょう。
赤ちゃんが泣いている時は、必ずしもミルクが足りないわけではなく、口寂しい・眠い・おむつが気持ち悪い、など様々な理由があります。
筆者は、とりあえずおっぱいを吸わせることにしましたが、それで泣きやんで解決しました。
おっぱいを口にいれているだけで、吸っていなくても安心して眠り始める赤ちゃんは可愛いものです。
それでも泣くときはだっこしながらトントンやおむつチェック、それでも解決しなければミルクを少量足していました。
いろいろ試行錯誤しながら、赤ちゃんの成長を楽しみましょう。