妊娠超初期症状時のおりものとホルモンの関係とは?どう変化するの?

早くから妊娠に気づいたママの中には、おりものの変化で妊娠を疑った、という人もいます。
妊娠超初期症状として、おりものの変化はあるのでしょうか?
また、注意が必要なおりものってどんなもの?
ここでは、そんな気になる疑問にお答えします!

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おりものの役割とは?

まずは、おりものの役割から確認していきましょう。

おりものって、ベタベタして不快感があったり、量によってはおりものシートのような特別な対策が必要だったりして、女性にとっては結構やっかいですよね。

でも、実は女性の体に大切な役割を果たしてくれているのです。
その役割は大きく分けて二つあります。

膣の中を清潔に保つ

おりものの正体は、子宮や膣、そして汗腺からの分泌物が混じり合った粘液。
これが膣内に存在することで、細菌やウイルスが膣から体の中に入ってくるのを防いでくれるのです。
ネバネバしているのも、このためなんですね。

受精しやすくする

子宮の出口付近にあるおりものは、精子がスムーズに膣内に進入し、卵子へと到達する手助けをしています。
つまり、女性の妊娠にもおりものが一役買ってくれていたのです。
どちらかというとマイナスイメージが大きいおりものですが、こうして役割を知ると、女性の体になくてはならないものなんだと気づかされますよね。

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おりものとホルモンの関係

そんなおりものは、女性ホルモンと密接に関係しています。
女性ホルモンの影響を受ける生理に周期があるように、おりものにも一定の周期があるのです。

女性ホルモンの代表であるエストロゲンとプロゲステロンのうち、おりものは前者のエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌とより深く関わっています。

具体的には、エストロゲンの分泌が増えれば増えるほど、おりものも増えるという比例関係にあります。
そのため、エストロゲンの分泌がまだピークではない10代までは、おりものの量もまだそこまで多くはありません。

20代になれば、女性ホルモンの分泌が安定し、エストロゲンの分泌もピークの時期を迎えるため、おりものの量も多くなります。
30代も引き続き女性ホルモンの分泌量は多い一方、卵巣機能は成熟の後期に入ります。

この頃から、少しおりものにニオイが出てくることもあります。
40代以降、卵巣機能が衰え始めるのに伴い、女性ホルモンの分泌とおりものの量も低下していき、閉経後にはほとんどおりものは見られなくなります。

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妊娠超初期におりものは変化する?

では、妊娠期のおりものはどう変化するのでしょうか?
妊娠すると、女性の体は何よりも赤ちゃんを守ろうとします。

例えば、免疫力が低下してしまう理由もこのため。
赤ちゃんを「異物」として認識して、攻撃してしまわないように、免疫力が下がるのです。

おりものも同様で、妊娠すると胎児を細菌から守ろうとして、おりものの分泌が増えるのが一般的です。
前述のエストロゲンは、妊娠直後から徐々に分泌が増えてくるため、それに比例しておりものも増えてくるというわけですね。

具体的には、受精卵が子宮に着床した日あたりから、おりものの量が増えてくるケースが多いです。
そのため、排卵日から数えて着床が疑われる時期に、おりものの量が増えた人は、妊娠している可能性があります。

ちなみに、妊娠する前と比べて、おりものの状態が変化したという人も多いようです。
具体的には、妊娠前は無色透明に近く、ネバネバしていたおりものが、黄色っぽく、かつサラサラに変化することが多いようです。
このような、おりものの状態の変化にも注意してみてください。

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注意するべき状態とは

状態の変化ということで言えば、中には体の異変のサインである、注意が必要なおりものもあります。

色がおかしい場合

明らかに濃い黄色や緑色、灰白色のおりものは感染症の疑いがあります。

ニオイがおかしい場合

普段からおりものに多少においがある人はいますが、いわゆる「魚が腐ったニオイ」などの、生臭いニオイがする場合には、感染症の疑いがあります。

質感がおかしい場合

ポロポロとしていて白っぽいカスのようになっている場合はカンジダ膣炎の疑いがあります。
また、泡状になっている場合はトリコモナス膣炎の疑いがあります。

上記に当てはまらなくても、明らかにいつもと違うと感じる場合には念の為病院を受診しましょう。
おりものは、他の人と比べにくいし、また相談もしにくいデリケートな問題です。

だからといって、違和感を放置していると、病気につながったり、また病気の発見を遅らせてしまったりすることがあります。
妊娠を望んでいる場合は特に、おりものの変化は注意して見るようにしましょう。

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