妊娠超初期のアルコール摂取が及ぼす恐るべき病気とは?赤ちゃんをしっかり守りましょう!

赤ちゃんを抱き上げる

赤ちゃんの妊娠を知った時の感動は、言葉では言い表せませんよね。

ただその一方で、最近お酒を飲んでしまったことを思い出して、ヒヤリとする人も。

ここでは、妊娠超初期のアルコール摂取について、気になることをまとめました。

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妊娠に気づかず、飲酒してしまった!

女性が妊娠したことに気付く理由は、人それぞれです。
風邪っぽい症状が現れたり、胸が張ってきたり、わきの下がチクチク痛かったり。

 

テレビドラマでよくあるように、急につわりが始まって気づく女性も多いです。
しかし、いずれにしても、気が付くのは早くても妊娠して1~2か月経過してからで、妊娠した瞬間にそのことに気が付く人はめったにいません。

 

そのため、妊娠が発覚するまでの1~2か月の時期、つまり妊娠超初期~初期と呼ばれる期間に、自分が妊娠しているとは知らずにアルコールを摂取してしまうことがあるのです。

もともと妊娠を強く希望していた人の場合は、いわゆる「妊活」を始めると同時に禁酒する人がほとんどですので、どちらかというと予定外の妊娠だった人が、このパターンになってしまうようです。

妊娠中のアルコール摂取は、絶対NGだというイメージがあり、心配になりますよね。
ただ、なぜNGなのか、具体的に知らない人も意外と多いのではないでしょうか?

 

そこでまずは、妊娠とアルコールがどう関係しているのかを見ていきましょう。

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妊娠とアルコール

妊婦さんのアルコール摂取が厳禁だとされているのは、それが赤ちゃんにある病気をもたらすと考えられているからです。
その病気とは、「胎児性アルコール症候群」。

 

飲酒が原因で、赤ちゃんに影響を与える病気です。
一例としては、

  • 赤ちゃんが低体重となる。
  • 顔を中心に奇形となる。
  • 脳や中枢神経に障害が起きてしまう。

ことです。

 

また、従来は赤ちゃんの出生時のことにだけ焦点が当てられていましたが、最近では赤ちゃんが成人した後のアルコール依存や、うつ病発症リスクなどへの影響も言及されています。
よって、妊娠中はなるべく全期間、アルコールを断つことが望ましいと言われているのです。

それでは、妊娠に気づかなかった期間のアルコール摂取は、どうすればいいのでしょうか。
妊娠超初期~初期といえば、赤ちゃんの脳や神経など、とても重要な部分が発達する時期であることも知られています。

 

果たして、赤ちゃんに影響は出てしまうのでしょうか?
ここから、さらに詳しく解説していきます!

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妊娠超初期の胎児への影響は?

お腹の赤ちゃんが、前述の「胎児性アルコール症候群」になってしまうことには、妊娠中のあるしくみが関係しています。
それは、ママの体から赤ちゃんへの栄養を、胎盤を介して血液が運ぶこと。

 

ママがお酒を飲むと、血中のアルコール濃度が上がってしまうため、それが赤ちゃんへと伝わってしまうのです。
ただ、ここが重要なポイントで、妊娠超初期~初期には、幸いまだ胎盤は完成していません。

 

特に妊娠超初期となると、ママの血中成分が受精卵に与える影響は、ほとんどないと考えられています。
そのため、妊娠に気づかなかった期間の飲酒は、あまり気にしなくていいという産婦人科医も多いです。

ただ、もちろんお腹の赤ちゃんへの悪影響が全くないという医学的な確証はありませんし、胎盤が完成していないからといって、妊娠中にアルコールを摂取することは絶対に勧められません。

 

過ぎてしまったことは気にしすぎずに、今後に気を付けていきたいですね。

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心配なことは医師に確認を

散歩する親子

妊娠超初期にアルコールを摂取してしまっていた妊婦さんの場合、その後に何か不安になることや、トラブルが起きたりすると、「あの時にお酒を飲んだからでは?」と心配してしまうケースが多いようです。

 

しかし、妊娠中は誰もが心身ともに不安定になりやすく、これまで経験しなかったさまざまなトラブルが発生するものです。
実際に筆者も、妊娠悪阻の状態になったり、四肢のむくみに悩んだりと、いろんなことがありました。

 

ただ、これら妊娠期間のトラブルは多くの妊婦さんが経験することであり、必ずしも、妊娠超初期のアルコール摂取が原因で起こるというわけではありません。
何か、自分の体やお腹の赤ちゃんの様子がいつもと違うと感じ、自分で調べても不安が残るようなことがあれば、迷わずかかりつけの産婦人科医の先生にみてもらいましょう。

 

妊娠中の不安やストレスは、それ自体が赤ちゃんに悪影響となってしまいます。
一方で、専門家に確認してもらって、ママが安心感を抱ければ、それが赤ちゃんにとっても良い効果をもたらしてくれますよ。

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