赤ちゃんの歯茎が白いのは何かの病気?歯並びや乳歯への影響は?

赤ちゃんハイハイ

赤ちゃんのお口の中を見てこれはなんだろう…何かの病気?病院に行った方がいいの?と不安になるママも多いですよね。

 

赤ちゃんのお口トラブルは案外多いのです。

 

そこで今回は「赤ちゃんの歯茎にできる白いもの」についてまとめていきます。

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「赤ちゃんの歯茎にできる白いもの」の原因は?

「赤ちゃんの歯茎にある白いもの」の正体は、上皮真珠・先天性歯だと考えられます。

 

上皮真珠

歯茎に見られる直径数ミリ~1ミリの塊で、生まれてすぐもしくは数か月頃に多く見つかります。

これは歯を作るのに大切な組織・細胞が吸収されないまま残ったもので、痛み・痒みはなく特に治療などはしなくても成長すると吸収され自然になくなりますので安心してください。

 

先天性歯

生後6~8か月頃から赤ちゃんの歯は生えてきますが、生まれた時には生えていた・生後1か月頃には生えてきた、ということを先天性歯と言います。
通常よりも早く生えてくる先天性歯は歯根がほとんどなく、形成が未熟なためにグラグラしています。

 

先天性歯も問題がなければ抜歯の必要はありませんが、授乳の際にママの乳首を噛んでしまう・赤ちゃんの口の中に傷が出来てしまうことがあります。

そして、授乳やミルクを飲む際に抜けてしまうと飲み込んでしまう危険があり抜歯をする場合もありますので、先天性歯がある場合は早めに歯医者さんで相談・受診することをおすすめします。

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歯並びや乳歯に影響はあるの?

上皮真珠の場合は、赤ちゃんの歯が生えてくる前に自然となくなるので歯並び・乳歯への影響はありません。
ですので、不安に思っているママは安心していいですよ。

 

先天性歯は、上でも言いましたがママや赤ちゃんにトラブルがあった場合は、抜歯をする歯医者さんもいます。
ただ、乳歯の可能性もあり乳歯か区別がつかない場合・抜歯をしなくてもいい場合は、抜歯ではなく歯を丸く削る治療をします。

 

乳歯の抜歯は歯並びに影響してくる可能性があります。
他にも先天性歯は歯のエナメル質が弱く、虫歯になりやすいので定期的に歯医者さんで検診を受けましょう。

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赤ちゃんのお口にできる疾患はいろいろある?

実は、赤ちゃんのお口トラブルには様々な種類があります。
歯茎だけではなく、お口に関する疾患も知っていたら少しは安心すると思いますので、ここではお口のトラブルの種類をご紹介していきます。

 

口腔カンジダ症

口腔カンジダ症は、「鵞口瘡(がこうそう)」とも呼ばれており、母乳やミルクかすのような白いものが舌や頬の粘膜につくことです。
生後間もない赤ちゃんに多く見られます。
ちなみに、ママがカンジダにかかっていなくても哺乳瓶などから赤ちゃんに感染してしまうことがあります。

 

手足口病

名前を聞いたことのあるママも多いでしょう。
手足口病は主に夏にかかりやすく、手・足・頬の粘膜に水泡ができる病気です。
一般的には38度以下の熱が続いたりしますが、でない場合もあります。

 

ヘルパンギーナ

喉の奥や頬の粘膜に水泡ができる病気です。
特に乳幼児に多くみられ、痛みがあります。
3~4日ほど39度くらいの高熱がでて徐々に落ち着いてはいきますが、痛みは喉の奥にある水泡が潰れてしまうために続きます。

 

萌出嚢胞

赤ちゃんの歯が生えてくる頃に、青・紫の柔い膨らみが歯の生える部分にできること。
これは、歯の間と歯をおおっている袋の間に液が溜まってしまうのが原因です。

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お口のトラブル!どうしたらいいの?

赤ちゃん寝る
上の項目でもお伝えしましたが、上皮真珠は自然となくなっていくので何もしなくて大丈夫です。
先天性歯は問題がなければ様子見で、痛がる・口の中をケガした・ママの乳首に傷ができた、などが見られたら早めに歯医者さんに行き見てもらいましょう。

 

私の息子もなった事がある、口腔カンジダ症(鵞口瘡)。
私が妊娠中やお産の時もカンジダにかかったことはなかったので、息子はならないと勝手に思い込んでいました。
たった数回、搾乳した母乳を哺乳瓶であげた時になってしまいました。
きちんと哺乳瓶を洗ったつもりでいたのですが…きれいに洗えてなかったのですね。

 

口腔カンジダ症はカビの一種なので、あまりに酷いときはお薬が必要になることがあります。
ですが、このお薬がとても苦くて色も紫なので極力処方しない、と考えている先生もいらっしゃいます。
息子がかかった病院の先生も「薬はおすすめしない」ということでした。

もしもお薬が貰えない場合は、授乳やミルクを飲んだ後に毎回柔らかいガーゼなどを濡らし口の中を優しく拭いてあげるといいです。
強く拭いて無理に取ろうとすると、粘膜がはがれてしまい血が出るまたは傷ができますので止めて下さい。
1か月もしないうちに治ってきます。

 

手足口病・ヘルパンギーナは、高熱や口の中にできた水泡の痛みで食欲がなくなります。
刺激になるものは避け、ゼリーや喉越しのいいものを与えてしっかりと水分補給をしてください。
冷たいものもいいですが、冷た過ぎると痛いということもありますので避けた方が安心です。
そして、二つとも移ってしまうことがあるので看病する際にはマスクをするなどして十分に注意してください。

 

萌出嚢胞は歯が生えると自然に治っていきますので、治療は必要ありません。

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まとめ

赤ちゃんの歯茎・口にできるトラブルは様々で、赤ちゃんは痛い・きつい、など喋ることができませんので、明らかに熱があるときに限らずママが不安になる場合は、病院を受診した方が安心できますね。

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