離乳食がはじまると、赤ちゃんの飲み物も母乳やミルク以外のものへと変化していきます。
今回は、赤ちゃんがストローを使って飲むことができるようになるのはいつからなのか、またどのように練習したら良いのかについて、筆者の経験も交えてまとめてみました。
赤ちゃんのストローはいつからはじめる?
ということはありません。
赤ちゃんそれぞれ個性があり、中にはストローを飛ばし、いきなりコップから飲み始めた子もいるとか。
では、だいたいいつ頃からストローに挑戦し始めるのでしょうか。
多くの場合、早くて生後6か月前後、つまり離乳食を開始してから始め、
練習をすればだいたい1歳くらいまでにストローを使えるようになるようです。
筆者の場合は、生後〇ヶ月というよりも、夏に水分補給できるといいなあ、という考えで7~8月(当時生後8か月前後)から、なんとなくストローマグを持たせ始めました。
ずっと完母で哺乳瓶は拒否されてしまうので、ストローで飲めるようになるととても助かりました。
赤ちゃんのストロー練習の進め方
まずは、とりあえず赤ちゃんの口にストローをくわえさせてみましょう。
最初はなかなかうまくいかず、ストローを噛んでしまったり、うまく吸い込めなかったりすると思います。
ストローで飲むというのは、母乳や哺乳瓶でミルクを飲むときのような「舌の動き」を使うものでなく、「息を吸う」動作をしなくてはいけません。
そのため、急にストローで飲まなくてはならなくなる、というのは大人が考えている以上に、赤ちゃんにとって難しいことなのです。
なんとなく水や麦茶を入れたストロー容器を赤ちゃんに与えていれば、上手に飲めなくても、偶然吸い上げて飲み物を口に入れることができると思います。
このような経験から、最終的には自然とストローでの飲み方を習得していくでしょう。
ラッパのおもちゃで「吸う」動作の練習を!
しかし、なかなか「息を吸う」動作がうまくできない赤ちゃんには、「ラッパおもちゃ」を与えてみることをおすすめします。
筆者の経験からなのですが、ラッパおもちゃ、思い切り息を吐く(吹く)とプーッ!と音が鳴るだけでなく、息を吸ってもピーッ!となったりします(商品によるかと思いますがダ〇ソーのものではそうでした)。
このラッパも、最初は鳴らせないかもしれませんが、一度プーッと鳴らすと、次はそのまま息を吸い込んだりします。
プーピープーピー鳴らせるようになると、今度はストローを使ってもラッパと同じようにやってみて、ということが通用しました。
1歳を過ぎてくるくらいから、話せなくても言葉の意味が理解できるようになりますが、それまでの間は、できるだけ言葉ではなく、赤ちゃんがイメージできるもので真似させてあげる方が、理解は早いように思いました。
パック飲料のすすめ
パック飲料だと、手で持ったときに手の握力で強く吸わなくても、自然に飲み物が上がってきてくれたり、ママが押して飲料出してあげることができます。
それをくりかえすことによって、赤ちゃんは「ストローから水分が出てくる」ということを学習できるとのこと。
また、パック飲料だと、それだけでなく飲みきりなので衛生面でもうれしいですね。
ちなみに、最初はパック1本分を赤ちゃんが飲み干すのは難しいかと思いますが、上手に飲めないときでも、一度口を付けてしまうと唾液が中に入り、雑菌が繁殖してしまうおそれがあるため、開けたらその日中に飲み干すようにしましょう。
紙パック飲料を使い、ストローから水分を飲む感覚が分かってくると、その後、ストローマグやコップに刺したストローからも、同様に「飲もう」としてくれるようになります。
ストローで飲める・飲めないで一喜一憂できるのも人生のうち限られた一瞬です。
周りが飲めるようになっていたり、夏の水分補給を考えたりして焦るママの気持ちもあるかとおもいます。
しかし、日々、新しいことができるようになっていく赤ちゃんは、きっと上手にストローを使えるようになる日がくるので、どうか焦らず見守ってくださいね。