赤ちゃんの喉がつまる原因と対処について、知っておくべき3つのこと

突然赤ちゃんが喉を詰まらせたり異物誤飲したりするとママは焦りますよね。

我が子の場合卒乳し離乳食にそろそろ慣れさせようかなと、手づかみで食べさせるようになるとたくさんの量を口に入れてしまい喉に詰まらせることが何度もありました。

他にも部屋に置いてあるものをなんでも手にしては口にしてしまうので、間違って飲んでしまったら…と気が抜けませんでした。

赤ちゃんって唾液や母乳でも喉をつまらせ、泣き叫んだり目に涙を浮かべ苦しそうにしたりすることがあるので心配になりますし見ていて辛いですね。

そこで赤ちゃんが喉を詰まらせることについて知っておくべき3つのことをご紹介します。

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赤ちゃんが喉を詰まらせやすい理由


そもそもなぜ赤ちゃんってあんなに喉を詰まらせやすいのでしょうか?いくつか考えられる原因を挙げます。

  • 喉や舌を動かす点で未熟。母乳や唾液などが器官に入りやすい。
  • 唾液の分泌量が増える時期(生後3~4ヶ月)。仰向けに寝かせると器官に入りやすい。(生後8~9ヶ月頃になると口の周りの筋肉がついてくるのでそれに伴い唾液を上手に飲みこむことができるようになる。)
  • 食事の調理方法が赤ちゃんに適していない。
  • 器官が細い。
  • 噛む力をこれから鍛えていく時期。まだ噛む力が弱い。

ではもし赤ちゃんが喉を詰まらせてしまったらどのように行動すべでしょうか。

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赤ちゃんが喉を詰まらせてしまった時にすべきこと。


もし赤ちゃんが授乳中や寝ている時にむせて苦しそうにしているのなら、すぐに姿勢を変えて唾液の流れをスムーズにしてあげましょう。
また抱っこして背中をさすってあげるだけでも精神的に落ち着かせることで呼吸しやすくなることがあります。リラックスさせることも時には大切です。

しかし食べ物などの異物を喉に詰まらせた場合、まずすべきことは“呼吸の確認”です!
赤ちゃんに苦しそうな様子が見られず、いつも通り声を出すなど元気でいるならとりあえず気道の確保はされていると見て良いでしょう。
しかし呼吸が荒かったり小さかったり声が出ないなど何かを喉に詰まらせていることが明らかだったりする場合は呼吸器官が塞がれている可能性があるので迅速な行動が求められます。

一般的に大人にすべき背後から行う腹部突き上げ法(ハイムリック法)は乳幼児の場合内臓を傷つけてしまう恐れがあるので行わないようにしましょう!!

「背部叩打法」を行いましょう。
文章で説明するより実際にやっているところを見ていただいた方がわかりやすいと思います。
こちらは乳児に背部叩打法を行っている様子です。いざという時のために覚えておきましょう!

赤ちゃんに意識がない場合はすぐに心肺蘇生法を行いましょう!
こちらは乳児に心肺蘇生を行う方法を紹介した動画です。

しかしこれらはあくまでも応急処置なので、可能なら家族や周囲の人たちに協力してもらうなどして119番通報も同時にできるとベストです。

とは言えやはりこういった事故は起こらないことが一番ですね。最後に赤ちゃんが喉を詰まらせることや誤飲事故を起こさないようにどんな予防ができるか?について書きますね。

日頃のちょっとした心がけが大切!事故を未然に防ごう。

豆類、ナッツ類、キャンディーなどの小さく硬い食べ物は床に落としたままにしておかない。

赤ちゃんが拾って口に入れてしまい喉に詰まらせる可能性があるのですぐに捨てましょう。一般的にですが三歳くらいまではピーナッツは誤飲により喉に詰まらせる可能性やアレルギーのリスクの観点などからも食べさせないほうが良いとされています。

喉に詰まらせやすい食材は食べやすいように加工する。

サツマイモなどを与える場合、最初はお湯などでペースト状にするなどして少しずつ水分を減らして硬さを増していき慣れさせていくなどして、同時に水分補給にも気をつけましょう。
(他にもこんにゃくゼリーや餅などは高齢者だけでなく乳児も喉に詰まらせやすい食べ物なので注意が必要です。)

赤ちゃんは手の届くものはなんでも口に入れる可能性があることを意識しておく。

挙げたらキリがありませんが、アクセサリー、工具、小銭、文房具、化粧品など床に転がしておかないのはもちろんのこと、赤ちゃんが興味を持たないよう見えないところ、手の届かないところ収納するようにしましょう。

物の保管は赤ちゃんの移動も予測して行う。

赤ちゃんは日々成長しています。そしてとっても好奇心旺盛です。

これは私が実際に経験したことなのですが、ハイハイができるようになれば赤ちゃんは少し目を離した隙に予想外に遠くまで移動することがあります。
私はいつも持ち歩いているバックを我が子の手が届かない本棚の少し上に置いておいたのですが、どうやって取ったのか?バックの中の化粧ポーチからアイシャドウを取り出して蓋を舐めていたのを発見し慌てて取り上げたことがありました。

他には赤ちゃんの誤飲事故で圧倒的に多いのがタバコなのだそうです!タバコのニコチンによる乳幼児の致死量は10mg以下とのことで、とても危険なので絶対に放置しないようにしましょう。

どこの家庭にもある物が赤ちゃんにとって命取りになることがあります。例えばボタン電池は誤飲してしまうと窒息する可能性があるだけでなく食道内にとどまれば体の組織を腐敗させる危険などがあります!
古いものと交換した際など、赤ちゃんの手の届く場所に絶対に放置しないようにしましょう!

まとめ

  1. 赤ちゃんは舌や噛む力などが未熟であるゆえに喉を詰まらせやすい。
  2. 赤ちゃんがむせている場合は姿勢を変えるなどして対処する。もし異物を詰まらせてしまったのなら腹部突き上げ法(ハイムリック法)ではなく、背部叩打法を行う。意識がない場合はすぐに心肺蘇生法を行う。
  3. 赤ちゃんが喉を詰まらせることや誤飲事故が起きないように日頃から注意することが大切。そのためには食事を飲みこみやすいように工夫したり、赤ちゃんが異物誤飲しないように赤ちゃん目線で注意して物を管理することが重要。

何度か危なかったことはあったものの、幸いなことに我が子は大事に至ることはありませんでした。

しかしこれらのことを知っておいたことで我が子が喉を詰まらせそうになった時に冷静に対処できるようになりましたし、いざという時のために備えておくことができています。

どんなにママが気をつけていても予想外な行動をするのが赤ちゃんというものであり、いくら目を離さないようにしていても24時間ずっとというわけにはいきませんから、万が一の事故に備えるだけでなく、なるべく家庭内の危険を減らして事故を未然に防ぐ環境作りをしていきたいものですね。

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