出産直前、胎動が激しい!大丈夫?出産の兆候は?

臨月に入ると、陣痛はいつ来るのか、赤ちゃんはいつ産まれるのか、毎日ドキドキしている妊婦さんも多いのではないでしょうか。
妊娠37~41週は正産期と呼ばれ、赤ちゃんがいつ産まれても良い時期で、いつでも陣痛が始まる可能性があります。

初めての出産で、妊娠出産の本を読む妊婦さんも多いかもしれませんが、臨月に入ると胎動が少なくなる、胎動が少なくなると陣痛が来るのも近い、と書いてありますよね。

では、臨月に入っても胎動が激しい場合はどうなの?
胎動がない場合は?
出産が近づいているサインは?

出産を間近に控える妊婦さんの気になるポイントをまとめました。

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そもそも胎動っていつからいつまで?


胎動は、お腹の中で赤ちゃんが動くことです。

胎動を初めて感じる時期は、妊娠18~20週ころが一般的ですが、個人差があり、早い場合は妊娠16週、遅い場合は妊娠22週ころの人もいます。
赤ちゃんはお母さんが胎動に気づくよりも何週間も前である妊娠8週ころから動いています。胎動に気づく時期と赤ちゃんの成長の早さには関連がありません。

経産婦さんは以前に経験していることもあり、胎動に気づきやすく、初めての胎動を感じる時期も初産婦さんより早いことが多いです。また、妊婦さんが痩せている方が胎動に気づきやすいようです。

妊娠20週ころから赤ちゃんの成長のスピードが早くなり、赤ちゃんはぐるぐる回転したり、手足を曲げ伸ばししたり、お腹の中で自由自在に動くので、胎動も強く激しくなります。

妊娠24週ころからは、お父さんがお腹を触っても胎動がわかるようになります。赤ちゃんが成長し力も強くなることで、胎動を感じることも多くなり、妊娠30週ころがピークになります。

臨月になると、赤ちゃんの身体が大きくなり、回転などの大きな動きをすることが難しくなるため、赤ちゃんの胎動が減ったと感じることもありますが、全くなくなることはありません。

中には陣痛中も胎動を感じたという人もいます。赤ちゃんがお腹の中にいて動いている以上は胎動を感じることがあります。

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臨月なのに胎動が激しい…まだ産まれないの?


臨月に入っても陣痛が変わらず激しいけれどいいのかな?まだまだ赤ちゃんは産まれないの?と思うかもしれませんが、胎動が激しいことには何も問題がありません。赤ちゃんが元気な証拠です。

初めての妊娠中は本から知識を得て、当てはまっていないと心配になってしまうこともあります。でも、本にある「臨月になると胎動が少なくなる」というのは、「少なくなることもある」ということです。赤ちゃんがまだ産まれない訳ではありません。

臨月に入ると、赤ちゃんの頭はお母さんの骨盤に固定され、それまでのようには動きにくくなりますが、手足は変わらず動かすことができるので、赤ちゃんのパンチやキックは感じます。

私の場合、臨月だから胎動が少なくなったという感覚はなく、変わらず手や足を強く動かしているのがよくわかりました。お腹の膨らみの上のほうにいつもポコッと出る箇所かあって、かかとかな、と夫と話したりしていました。

いよいよ出産?臨月の身体の変化は?


臨月に入り出産が近づくと、胎動が少なくなること以外にもいくつかの体の変化が見られます。

お腹が下がる

お腹が下がる、というのは経験する妊婦さんも多い変化です。

妊娠後期、赤ちゃんが大きくなることで肺や胃が圧迫されて息苦しさを感じたり、食欲があまりなくなったりしますが、出産が近づくと赤ちゃんが外に出る準備をし、下の方に移動します。
そのため、お腹が下がり、胃がすっきりして食欲が増したりします。

お腹の膨らみの位置が変わり、見た目にもお腹の形の変化や、お腹が下がったことがわかるので、「お腹が下がってきたからもうすぐだね!」などと言われることもあるかもしれません。

頻尿・尿漏れ

妊娠することで膀胱が圧迫され頻尿になることがありますが、臨月に入り、赤ちゃんが下がってくるとさらに膀胱が圧迫されるため、頻尿になる妊婦さんも増えます。
また、赤ちゃんが下がることで骨盤底筋が緩むため、尿を抑えることができず、尿漏れを起こすこともあります。

頻尿や尿漏れはあまり口にしないかもしれませんが、多くの妊婦さんが経験していることなので、心配する必要はありません。出産を終え身体が元に戻ることで自然と回復していきます。

私の場合は、トイレに行きたいと感じるとそこからの我慢ができず、トイレに駆け込んでいました。くしゃみや咳をしたときに尿漏れすることもあり、大丈夫かな?と心配しましたが、出産後いつの間にかなくなっていました。

早めにトイレに行くようにしたり、おりものシートや、場合によっては尿漏れパッドを使ったりすることで対処しましょう。

前駆陣痛

出産が近づくことで子宮の収縮がおこり、前駆陣痛が起こることもあります。本陣痛と違って、規則的なものではなく、徐々に強くなることもありません。

前駆陣痛の後、本陣痛が来るまでに数週間かかることもあれば、すぐに本陣痛が起こることもあり、必ずしも出産が間近であるとは言えませんが、出産が近づいている兆候ではあります。

胎動が感じられない!その時は…!


臨月で胎動が少なくなることはありますが、胎動が全く感じられなくなった場合は、胎盤の早期剥離、前置胎盤といった胎盤の機能不全や、へその緒が赤ちゃんに絡みつくといったトラブルが起きていることも考えられるので、注意が必要です。

横になってリラックスした状態で過ごしても胎動を感じない、何だかおかしい、と思ったときは早めに病院で診てもらいましょう。

まとめ

  1. 胎動は妊娠18~20週ころから感じ始め、赤ちゃんが産まれるまで続く
  2. 臨月に胎動が激しいのは赤ちゃんが元気な証拠。何も問題はない。
  3. 出産が近づくことでお腹が下がる、頻尿・尿漏れ、前駆陣痛が起こるといった身体の変化がある。
  4. 胎動が全く感じられなくなった場合は、胎盤の機能不全といったトラブルが起きている可能性があるので、早めに病院で診てもらうようにする。

妊娠中、特に妊娠後期は、無事に赤ちゃんが産まれるのか不安になったり、様々なことが心配になったりすると思いますが、全く心配する必要のないこともあります。
正しい知識を得て、不安を少しでも取り除いて出産に臨みましょう!

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