妊娠がわかってから、つわりの苦しみなど大変な経験をして臨月を迎えたお母さん。
いよいよ出産ともうすぐ赤ちゃんに会える喜びを感じながら、出産の直前になったらどんな兆候が表れるのだろうかと、心配されている妊婦さんが多いと聞きます。
陣痛だってわかるの?陣痛はわかります。そう励まされても初めての出産、不安が募るばかりかと思います。出産予定日が近づくにつれ新たな未知の世界へ進むお母さんのために、出産までに起こる兆候をまとめてみました。
出産が近くなると起こる不安
出産を経験されたことがあれば、ほとんどの方が出産前は不安な気持ちで赤ちゃんに会えるその時までを過ごしておられたと思います。
出産直前になるといろんな感情が湧起こってきます。
- 普通に元気な赤ちゃんで生まれてきてくれるだろうか。
- 周囲の「まだかな?」という期待にイライラとプレッシャーがかかる。
- 専門書の読みすぎで自分は普通ではないのではと心配になる
- 初めて経験する陣痛というものに耐えられるか自信がなくなる。
- 家族がいないときに陣痛が始まってしまったらどうしようかと不安になる。
- 陣痛がはじまる兆候にきがつかなかったらどうしようかと不安になる。
他にも、上のお子様の心配など不安や心配は尽きません。
私も初産の時には里帰りしたら親からのプレッシャーが気になり自宅でその時を待ちました。
私の場合は予定日を大幅に過ぎても兆候があらわれず、どんどんこのまま赤ちゃんがおなかの中で弱ってしまったらどうしようと不安になりました。
今思えばですが、こういった不安がお産にも影響されたのではないかなと感じます。
出産直前、おなかの中の赤ちゃんは今どうしてる?
臨月(10ヶ月目の第36週~39週)になるとお母さんも身体に変化が現れ、敏感になってきていることでしょう。その変化は出産に向けて、赤ちゃんも準備が着々と進めているということです。
おなかの中で赤ちゃんはいったいどんな準備をおこなっているのでしょうか。
産科の先生や助産師さんから「もういつ生まれてもおかしくないですよ」と心躍らされる言葉をもらったこの時期、おなかの中で大切に育ててきた胎児はあらゆる臓器が完成されています。カラダを覆っていた体脂と呼ばれるおまもりも剥がれ、胎児のお肌はピンク色に変わり、外の世界に対応できるよう脂肪も十分に蓄えられます。お母さんの骨盤の間接が緩み、産道がホルモンの働きによって柔らかく変化してくると、胎児はいつ生まれても良いように頭を骨盤に向け、顎を胸につけてお腹を引き寄せた姿勢でお母さんに会えるその時を静かに待つのです。
トクントクン、と今までとは違った胎動を感じるお母さんもおられるかもしれません。
これは赤ちゃんがしゃっくりをしているから。羊水の中の異物を吐き出しているからかもしれません。
もしかしたら横隔膜を刺激して外での呼吸の練習をしているのかもしれません。臨月に入るとしゃっくりが多くなると言われています。赤ちゃんも頑張っているのですね。
生まれる兆候は赤ちゃんからのサインです
お腹が張る、胃の圧迫感が無くなる、足の付け根が痛くなる。それぞれに、感じる兆候は違います。私にはない…と不安にならなくても大丈夫です。
赤ちゃんはあなたのもとへ生まれてきてくれます。何か一つでも兆候だと感じたら、それは赤ちゃんからのサインです。
お腹が張る、胃の圧迫感が無くなる、足の付け根が痛くなる。それぞれに、感じる兆候は違います。
私にはない…と不安にならなくても大丈夫です。
赤ちゃんはあなたのもとへ生まれてきてくれます。
何か一つでも兆候だと感じたら、それは赤ちゃんからのサインです。
ここでは一般的にお産がはじまる兆候を陣痛までの流れにしてご紹介します
- お母さんの身体に変化が現れてくる
- お腹の張りが増えた・胎動が今までよりも減った
- 頻尿、尿漏れ、下痢気味になる
- 足の付け根の痛み
- 眠りが浅くなり日中ぼぉーとする
- 乳汁が出やすくなった
- お腹か下がってきた
- いよいよ出産かもという兆候
- 前駆陣痛
- 破水
- 陣痛
おしるしは誰もが経験することではありません。おしるしが無かったという方もおられます。私もおしるしはありませんでした。
前駆陣痛は、そうなのかな?という生理痛のような痛みがありました。
また、破水も陣痛がはじまってから起こるものですが、陣痛が起こる前に破水する場合もあります。私はこの陣痛前の前期派水というものでした。
破水かどうか気がつくのかとよく心配されている方もおられますが、私の場合はあらかじめ助産師さんから悩んだら臭いを気にするのだと教えてもらっていました。
羊水は生臭い臭いがするということでした。
あの日は、腰が痛くなり横になっていて、体勢を変えるために脚をひょいっと上げたときにかすかにお腹の中で「ぷちっ」といった様に感じました。
しばらくして、あ!尿漏れ?おりもの?という感覚がありトイレに行った。という経緯です。
その時は、ん?これって破水したのか?と本当にわからなくていわれたように臭いの確認をしました。しかし私には今一歩わからず、そのままなんとなく不安になりながら横になると、またしばらくしてあの、あ!とした感覚が…そのあともう一度トイレから帰ってきて再びの感覚。そこでこれはきっと破水だと確信して産院へ連絡を入れ、私の出産が始まりました。
いつ兆候が表れてもいいように準備しておこう
おしるしや破水、陣痛どれもきっと今聞くとドキドキする言葉だと思います。おしるしや破水、陣痛どれもきっと今聞くとドキドキする言葉だと思います。
いつその時がきてもいい様に前もって準備をしておくと当日慌てなくて良いものです。あれこれと準備を気にしすぎても負担になってしまいます。
最低これだけは準備しておけば安心という事だけお話します。
- おしるしや破水が起きた時にすぐに書き留めておける様にメモやノートを準備する。
- 今までよりも胎動が少なくなってきたかな?という日を境に前駆陣痛がおきるかもしれません。陣痛かも?というサインがあったら落ち着いて時間の間隔を書き留めておく。
- 万が一、破水した時の為にナプキンを用意しておく。
- 産院、家族、タクシー会社など必要な連絡先が誰にでもすぐにわかるように目に付く所に置く。
産院へ連絡し向かうタイミング
よく聞く話で、いよいよだ!と不安と期待を胸に産院へ向かうと、まだまだだよと家に帰された…という場合があります。
大きなお腹で何度も足を運ぶことになり、体力と心がつかれてしまってはこれから人生最大ともいえる出産というお仕事を控えているあなたの身体に負担がかかるばかりです。
出産の兆候が表れ、破水や陣痛がはじまったと確信しても慌てなくても大丈夫です。
お産はそんなに直ぐにはやってきません。
突然生まれた!というお話も聞いたことがあるかもしれませんが、本当に突然ではないのです。
母体が急変した、というお話でなく自然な出産のながれであれば、陣痛がはじまっても落ち着いて産院まで向かう時間はあります。
目安は「陣痛の間隔が10分」
もしくは産院に言われている陣痛の間隔になったら落ち着いて状況の説明をするために電話をし、産院へ向かってください。
また、破水しても数日は赤ちゃんは羊水の中で守られています。
ただ、感染の心配があるので、破水をしたら絶対に、入浴は避けてください。シャワー程度ならかまいません。また、うっかり行ってしまいがちなのが「ウォシュレット」きれいにしなくても大丈夫。
むしろ感染の危険が高まります。気をつけてくださいね。
私は破水が先に起こってしまいました。不思議と焦りはありませんでしたが、いよいよか!という興奮状態にはなりました。それでもなんとか平常心を装って産院へ連絡したのですが、午後3時頃だったこともあってか「こちらでは翌日からでないと食事の用意ができないので軽く食べてきておいてくださいね。」と言われ、「ご主人が仕事から帰ってこられて、食事を済まし準備が整ったら気をつけていらしてね」と言われたくらいです。それまで私もいろいろと不安におもっていましたが、いざ出産直前になってみると、意外と心は落ち着いていて、なんだかこれから子供を産むのかな?といった感覚でした。
10ヶ月間、赤ちゃんを大切にまもってきたあなたです。自信を持ってくださいね。