待望の妊娠がわかって幸せな気分もつかの間、身体の変化は妊娠判明から間もなく始まります。
すぐ思い浮かぶのは「つわり」ではないでしょうか？
早い人で妊娠４週～５週から始まる「つわり」。なかでも「喉」に違和感を覚える人が多いようです。
実は私も酷い「吐きつわり」や「喉つわり」で妊娠後期まで随分悩まされました。、いつまで続くのかと不安になるかと思いますが、そんなつわりの経験者が快適に過ごせるように対処法を紹介します。
そもそもつわりって？
生理が始まる時期になってもなかなか始まらなくて「あれ？もしかして妊娠？」と思い始める頃、吐き気がしたり、熱っぽかったり体調が悪くなるのがつわりの始まりです。
つわりの原因はまだはっきりとはしていませんが、妊娠によって分泌量が増加するhCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）やプロゲステロン（黄体ホルモン）などのホルモンが影響しているのではないかと考えられています。
「白米の炊けた匂いが気持ち悪くなる」「スーパーのお惣菜の匂いが気持ち悪い」など匂いに敏感になり吐き気を催したり、お腹が空くと気持ちが悪くなる食べつわり、どれだけ寝ても眠くて眠くてたまらない症状、どれもつわりの一種なのですが、その中に喉に何かが詰まったような違和感が続く「喉つわり」があります。
「喉つわり」ってどんな症状？
喉に異物感を感じ、首を絞めつけられるような感覚がずっと続き、中には喉が焼けるように熱く感じる人もいるようです。
喉に詰まったものを吐き出したくてもゲップや唾液しか出なくてすっと胸やけをしているようにムカムカした状態が続きます。これでは苦しくてつらいですよね。
でも無理に喉の詰まりを出そうとすると嘔吐に繋がり余計につわりを悪化させてしまう事になりかねません。
まずは意識をそらしてみよう！
あまり自分がつわりだと意識しすぎるのも良くありません。つわりであることを受け入れつつ、少し気分のいい時には外に出て散歩をしてみましょう。ずっと家の中にいると気分的のも滅入ってくることがあります。外の空気を吸うだけでいい気分転換になりますよ！
その際、服装にも注意しましょう。
まだお腹が目立たないつわりの時期は、妊娠前とあまり変わらない服装だと思いますが、身体を締め付ける服装は、血行不良をまねき冷え性を悪化させ、吐き気が起きやすくなってしまいます。特に下着は締め付けないゆったりとしたものを選ぶ事が大事です。
ゆったりした服装でお出掛けし、お友達などに会い話を聞いてもらうのもいいかと思います。同じようにつわりを経験されている方だったら、辛い気持ちを共有するだけで気持ちが楽になるのではないでしょうか。
他には好きな音楽を聴いたり、本を読んだりゆったりとした時間を過ごすといいですよ！
それでもつらい時は、家事も少しお休みしてみましょう。辛いのを我慢して無理をすると、ストレスでつわりも酷くなりがちです。
旦那さんに家事をお願いしたり、食事もレトルトなどの市販品やお惣菜などを買って来て済ませてもいいですよ。
そしてつわりの時期はとにかく眠いものです。
少しの時間でも横になって休む事でだいぶ楽になると思いますよ。
お昼寝もただ寝るだけではなく、抱き枕やアイマスクなど心地よく眠れるアイテムを用意しておくと、より一層リラックスできます。
漢方を試してみる！
なにもないのに喉にあめ玉のようなものが詰まっている感覚を漢方では梅核気と言います。その梅核気に利く漢方が「半夏厚朴湯」という漢方なんです。
「半夏厚朴湯」は他のつわりのも利くのですが、梅核気が目標となり梅核気とともに気分がふさぐなどの抑うつ、めまい、動機などに使われます。
妊婦さんでない場合でも神経虚弱や胃神経症、更年期障害の精神不安などのも用いられ、ストレスに利く生薬が入っているようです。
実際、妊婦さんでこの「半夏厚朴湯」を処方された方もいらっしゃるようです。
しかし、漢方といってもやはりお薬ですので、妊婦さんがお薬を飲むのは不安を感じるかもしれません。
喉の違和感が続くようなら医師に相談しみて、漢方の処方も検討してみてはいいかもしれません。
食事に気を付けてみる！
喉の違和感から喉が腫れている可能性もあります。
一度にたくさんの量を食べるのではなく少しずつを数回に分けて喉に負担をかけないで食事をとる事で喉だけではなく、ゲップなどの緩和にもつながりますし、胃を空っぽにしないようにすることがつわりを軽減するのに効果的です。
また、ムカムカしたり喉が焼けるように痛かったりしたときは、私もよく試したんですが炭酸飲料をよく飲んでいました。
炭酸飲料を飲むと口の中がさっぱりして、ゲップも出やすいので喉の詰まりがその時楽になりスーっとするように感じました。
炭酸水はコーラやジンジャエールなど好みの物で構わないのですが、コーラやジンジャエールなどの炭酸飲料のジュースには糖分が多く含まれているので、出来たら無糖の炭酸水がお勧めです。
無糖だと飲みにくいと感じるようなら、レモンの果汁などを入れるとさっぱりして飲みやすくなります。
また、炭酸飲料が苦手な人は、生姜をお勧めします。
生姜はつわりの吐き気を軽減させる他に胃腸の働きを整えて胃のムカムカを解消する作用があると言われいて、お湯にすりおろした生姜を入れ、そこにはちみつを加えれば生姜湯の完成です。体が温まってリラックス効果がありますよ。
炭酸飲料がダメな人は他にもお水でもスポーツ飲料、温かいハーブティなどノンカフェインの飲物がお勧めです。
また、柑橘系のジュース、乳酸菌飲料なども妊娠中好んで飲む場合があるかと思いますが、糖分が多く含まれていますので、飲み過ぎには注意が必要です。
それでもどれを試してもダメな人は氷がお勧めです。
口の中をスッキリさせるのに私は氷もよく舐めていました。
まとめ
つわりで喉に違和感を感じている人は
- つわりから意識をそらし、なるべく外に出てみる。
- 医師に相談の上、漢方を処方してもらう。
- 食事のとり方や、飲み物の工夫をしてみる。
つわりっていつ終わるんだろうって先の見えない長いトンネルに入ったような気がして不安になってしまいがちですが、つわりって出産してしまえば終わるんです！
少しでも快適に過ごして赤ちゃんを迎える準備をしたいですね。
