「あれ、私、妊娠したかも・・・?」
ふとそう感じたとき、まず多くの人が使うのが妊娠検査薬ですよね。
ただ、初めての場合は特に、どんな物があるのかわかりにくいはず。
ここでは、そんな妊娠検査薬の種類や値段から、選ぶポイントまで、わかりやすく紹介します!
妊娠かも?と思ったら
「胸が異常に張っている」、「なんとなく吐き気がする」、「わきの下が痛い」・・・
妊娠に気づくきっかけは、人それぞれ。
もし少しでも心当たりがある場合は、なるべく早く確認することが必要です。
なぜなら、正常に妊娠していれば問題ないのですが、場合によっては、子宮外妊娠などで早急に医師の処置が必要になるからです。
妊娠を疑っている場合、すぐに病院で調べてもらうという方法ももちろんありますが、一般的には薬局などで妊娠検査薬を購入し、自分で確認してから病院へ行く人が多いようです。
というのも、もし妊娠ではなかった場合、病院へ行く時間とお金が無駄になってしまったり、本来診察が必要な妊婦さんを待たせてしまったりするためです。
中には、妊娠を計画し、いわゆる妊活を始めた段階で、妊娠検査薬を家に常備している人も多いようですね。
では、そんな妊娠検査薬とは一体、どのような物なのでしょうか?
次に詳しく紹介していきたいと思います。
妊娠検査薬の種類と値段
市販されている妊娠検査薬は、尿中のhCGホルモンに反応するようになっています。
hCGホルモンは、受精卵が着床する頃から分泌が増えてくるホルモン。
そのため、この分泌量を調べることで妊娠しているかどうかがわかる、というわけです。
検査方法はいたってシンプルで、スティック状の検査薬の上に尿をかけるか、コップなどに尿を入れて検査薬を浸すタイプがほとんどです。
その上で、検査薬にもいろんな種類があるのですが、使用する上で最も大きな違いは、「いつから調べられるのか」という点です。
次の生理予定日を基準に、「生理予定日の一週間後」から使えるものが主流ですが、早いものだと「生理予定日の4日前」から調べることができるようです。
値段は、使用できる回数にもよりますが、だいたい1回用だと4〜500円、2回用だと6〜800円台のものが多いです。
また、最近ではデジタルタイプの妊娠検査薬も普及してきていますが、それらは1回1000〜2000円と少し高めの値段設定になっています。
多くの妊娠検査薬はインターネットで購入できますが、中には薬局でなければ購入できないものもあるので、注意が必要です。
妊娠検査薬を選ぶポイントは?
国内で販売されている妊娠検査薬の確実性は9割以上だと言われていますし、基本的にはどの検査薬を使っても問題ありません。
ポイントとなるのは、上記でもあげたように、「いつから使えるか」という点。
検査薬が使える時期の違いは、言い換えれば検査薬が反応するように設定されているhCGホルモン濃度の差でもあります。
つまり、早くから検査できるものほど、微量のhCGホルモンに反応するようになっているというわけです。
早く妊娠を知りたい、という人ほど、生理予定日周辺から、いわゆる「フライング検査」ができる妊娠検査薬を使用すると思いますが、あまり早すぎても正確な結果が出ないことがあります。
また、中には化学流産を知ってしまって、ショックを受けるケースもある、ということを知っておきましょう。
ほとんどの妊娠検査薬は、検査結果が数分〜数十分で消えてしまいますが、中には判定結果が残るタイプもあります。
結果を旦那さんにも見せたい、という人は、そのような観点で選ぶのもいいかもしれませんね。
検査薬だけで済ませず、病院へ!
妊娠検査薬で妊娠の可能性を知った人の中には、陽性反応があったにもかかわらず、そのまましばらく病院へ行かない人がいます。
理由は、「忙しいから」や「まだ母子手帳がもらえない時期だと思うので」、「健診代を節約するため」など様々・・・
ただ、それは絶対にやめてください!
妊娠検査薬でわかるのは、平たく言ってしまえばhCGホルモンの変化だけです。
正常に妊娠しているかどうか、具体的なことは判断できません。
まれではありますが、中には化学流産してしまっているケースや、子宮外妊娠してしまっているケースもあります。
特に、子宮外妊娠は、何らかの原因で受精卵が子宮内膜以外に着床してしまっている状態。
そのほとんどが卵管に着床すると言われていますが、受精卵は卵管では成長することが出来ないため、妊娠初期の段階で卵管流産や卵管破裂を起こしてしまいます。