生まれたての赤ちゃんは小さくて、ぐにゃぐにゃで、抱っこするのも緊張するくらい頼りない存在ですよね。そんな赤ちゃんのお世話で、新米ママが特に不安になるのは沐浴ではないでしょうか。
私自身初めての出産後、沐浴をちゃんとできるのか…すごく心配でした。
今回はそんなママの不安を解消する赤ちゃんのお風呂について、入浴時間などを中心にまとめました。
目次
新生児の沐浴はベビーバスを使って!
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、汗や皮脂などの汚れが溜まりやすいものです。そのままにしておくと、肌荒れや湿疹の原因になります。毎日お風呂に入れて清潔にすることが大事ですね。
生まれてから1ヵ月以内の赤ちゃんは、ベビーバスなどを使って沐浴しましょう。
生まれたての赤ちゃんはまだ抵抗力が弱く、菌に対する免疫があまりありません。菌に感染する恐れがあるので、大人と同じ浴槽は避けた方がいいですね。
沐浴する時間帯は特に決まりはありませんが、あまりに遅い時間はやめておきましょう。
この時期は昼間に沐浴を済ませてしまうのがおすすめです。ママは時間的に余裕がありますし、赤ちゃんの機嫌もいいことが多いからです。
また冬場は夕方以降一気に冷え込むので、温かい時間に沐浴をしておく方が湯冷めの心配がありませんね。
毎日同じ時間帯に沐浴すると生活リズムがつきやすいとも言われています。ただし授乳後は吐き戻しの恐れがあるので、1時間くらい空けるようにしましょう。
赤ちゃんのお風呂デビューはいつ? 夜でも大丈夫?
1ヵ月健診が終わって、医師から特別な指導がなければ、大人と同じお風呂に入ることができます。抵抗力はまだ弱いので、浴槽をきれいに洗って、一番風呂に入れてあげましょう。
そうは言っても首の座っていない時期は、ママ1人でお風呂に入れなくてはいけない場合には、かえって大変になることも。しばらくはベビーバスでも大丈夫ですよ。
赤ちゃんとのお風呂はとにかく時間との勝負!
入浴前には必ず、お風呂上りに必要なグッズを用意しておきましょう。そうすることで、お風呂上がりの赤ちゃんを抱いたまま、部屋をウロウロする心配がありません。
■お風呂上りに必要なグッズ
- バスタオル
- 肌着やパジャマ
- おむつ
- 保湿剤
- 綿棒
バスタオル以外は、リビングに用意しておいてもいいですね。
長肌着と短肌着は袖を重ねておいて、一気に着せられるようにセットしておくと時短になりますよ。我が家では肌着セットの上に、おむつも広げておきました。
とにかく手早く着替えまで済ませられるように、やりやすい方法を探してみて下さいね。
大人と一緒のお風呂なら、夕方以降のママやパパが入りやすい時間でもかまいません。誰が赤ちゃんをお風呂に入れるかによって変わってきますが、ママが入れるなら比較的手の空いている夕方以前がいいと思います。
夕飯の準備前に入浴しておけば、赤ちゃんもさっぱりして、上手くいけば入浴の疲れ&授乳でぐっすり寝てくれるかもしれません。その間に夕飯を作ってしまえたら、ママも助かりますね。
パパの帰宅が早いおうちは、ぜひパパにお風呂を担当してもらいましょう。入浴は親子のスキンシップの大切な時間です。お子さんとの触れ合いを楽しんでもらいたいですね。
入浴はできれば就寝時間の2時間前には済ませておきたいものです。
あまり遅くなると就寝時間がズレたり、赤ちゃんが興奮してしまって寝つきが悪くなることがあります。
赤ちゃんといっしょにお風呂に入る時に気をつけること
脱衣所やお風呂場の気温
特に冬場は室内があったかいこともあって、脱衣所やお風呂はとても寒く感じます。お風呂に入る前に、脱衣所を暖房で温めておきましょう。また、お風呂もフタを開けておくだけで、蒸気の力で浴室が温まります。浴室暖房がついているなら、ぜひ利用しましょう。
お湯の温度
大人には少しぬるいくらいの38℃が、赤ちゃんには適温です。夏場なら37℃でも。あまり温度が高いとのぼせたり、肌の水分が失われる原因になります。育児書によって冬は40~42℃と書いてありますが、乾燥肌のあかちゃんにはおすすめできません。我が家の子どもたちは乾燥肌なので、冬でも38℃をキープしています。ママは震えて歯が鳴るくらい寒いですが、熱めのシャワーを仕上げに浴びて、なんとか乗り切ってくださいね。
入浴時間
赤ちゃんに長風呂は脱水や肌の乾燥トラブルの要因になりえます。入浴時間はトータルで10~15分を目安にしましょう。
赤ちゃんの洗い方
赤ちゃんを洗う順番は『顔→体』だったり、『体→顔』だったり、産院や育児書によって様々です。ママの洗いやすい順番でかまわないと思います。ただボディタオルなどは赤ちゃんの薄い肌には刺激が強いので、ガーゼやママの手で優しく洗ってあげましょう。しわの間や耳のうしろなどを洗うには、素手が便利ですよ。泡立てたせっけんでしっかり撫で洗いしてあげて下さいね。
ママひとりでお風呂に入れるときのコツ
パパの帰りが遅いおうちでは、平日はママがひとりでお風呂にいれなくてはいけませんね。赤ちゃんがたっちできるようになるまでは、かなり大変な仕事です。スムーズに入浴ができるように、準備や手順を万全にしておきましょう。
バスチェアやマットなど、ママお助けグッズもたくさんあるので、利用してもいいですね。
■お風呂をスムーズにするコツ
- お風呂上がりの準備
- 脱衣所に赤ちゃんを寝かせておく
(夏ならバスタオルをかけて、おむつ一枚にしてもOK) - ママが先に髪や体を洗う
(お風呂のドアを少し開けて赤ちゃんがママの姿を見れるようにしておくと安心です) - 赤ちゃんを洗う
- 湯船に浸かる
- 用意しておいたバスタオルで赤ちゃんを拭く
- ママも体を拭いて着替えを済ませる
- リビングなどでケアをする
- 赤ちゃんに肌着やパジャマを着せる
- 赤ちゃんに水分補給をする
(母乳やミルク、白湯でも)
慣れるまではかなり大変だと思います。冬はママが温まる間もなかったり、湯冷めが心配で気が焦ったり…結構つらいんですよね。
なんにしても赤ちゃんが優先になるので、ママは出来るだけ着替えやすいものを選んだり、髪が長い場合はヘアキャプを利用したりして、工夫してみるといいですよ。
私は娘が短時間でも待っていられないタイプで、ギャン泣きがつらかったので、昼寝しているタイミングでお風呂に入っていましたよ。「そろそろ起きる時間かな?」くらいの頃を見計らって自分の髪や体を洗って、娘が起きると同時に入浴するなど。
タイミングが合わないとどのみち泣かれたりしたのですが…今となってはいい思い出です。
新米ママさんたちも慣れるまでは本当に大変で、時にはストレスを感じるかもしれませんが、1歳頃にはグッと楽になるのでもう少しの辛抱ですよ! 平日に頑張っている分、旦那さんがお休みの時にはゆっくりお風呂に入って、日頃の疲れを癒して下さいね。