新生児の鼻づまり解消法9+2選!病院は耳鼻咽喉科と小児科どっちがいいの?

赤ちゃん 寝顔
ここ数年、日本でも大気汚染の危機感が増してきています。

それにも増して、ウイルスが様々な型へ進化したり、海外から恐ろしい病原菌が入ってくることも増えてきました。
そんな中、生まれたばかりの赤ちゃんの体調が優れないと、お母さんは何か怖い病気に感染していないかとハラハラしてしまいます。

赤ちゃんの体調が悪くなると、発熱、下痢、鼻や喉の調子が悪くなることが多いです。

中でも新生児の頃に鼻が苦しそうに詰まっていると、お母さんも楽にしてあげたいと試行錯誤。

しかし、鼻づまりはなかなかすぐには治りづらい症状です。
赤ちゃんはなぜ鼻がよくつまってしまうのでしょうか。お母さんは鼻づまりにどう対処すればいいのかご紹介します。

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原因

そもそも、新生児の小さい鼻が詰まるのには、構造的な問題が大きいです。

 

大気には風邪などの病原菌やウイルス、埃や花粉など様々蔓延しています。
新生児の鼻の構造は、大人に比べてずっと小さく、鼻腔口も狭く少しの水ですぐに詰まってしまいます。

それなのに大人の鼻水の分泌量と同じという事なのが驚きです。

 

また、鼻の粘膜もとても敏感で。ちょっとした気温の変化や空気の乾燥でトラブルが起きてしまいます。
ここまで聞いただけでも、赤ちゃんが鼻づまりになりやすいのは納得ですね。

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赤ちゃんの鼻づまり予防法

基本的に鼻呼吸の赤ちゃんにとって、鼻が詰まってしまうと口で呼吸するしかなくなります。
ですが、口呼吸が上手にできない赤ちゃんにとっては、無理に口で呼吸をすることになります。

 

そうすると喉が乾燥します。
また、口は呼吸するための器官ではないので、鼻でブロックするはずだったウイルスや病原菌を直接、口から吸い込むことになるのです。

 

では、赤ちゃんのかわいい鼻を守るにはどのように日々予防をしてあげればよいでしょうか。

一番に家庭で取り入れやすいのは「加湿」です。
温度が低くなると鼻はつまりやすくなります。

 

加湿を行うと鼻はやわらかくなりますし、風邪やインフルエンザの予防にもなります。
加湿器など活用して、部屋の温度と湿度を保ちましょう。

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解消法

赤ちゃんの鼻の奥に、どんどんと悪い菌と一緒に鼻水が奥へ詰まって行くと、喉にもさらに負担がかかり、咳き込むようになります。

 

そうすると次なる危険は喘息です。

どんどんと悪化をしない為にも、早めに病院へ受診することをお勧めしますが、日常赤ちゃんの鼻詰まりをおうちでケアしてあげるにはどうしたらいいのか、いくつかご紹介しておきます。

 

  • お母さんの目に見えるほどの鼻に詰まったゴミは、赤ちゃん用の綿棒でゆっくりと、回転させながら取り出す。(粘膜を傷つける原因にもなるので、決して無理して奥までは取らないでください)
  • 鼻水吸引器を常備し、眠れない時などには吸い取ってあげる。(直接お母さんの口で吸うのは新たな感染や雑菌の付着になるので絶対にしないでください)
  • 入浴する
  • 上半身を少し起こして寝かせてあげる
  • 蒸しタオルで鼻の辺りを温めてあげる
  • こよりで、鼻の入り口付近をこそこそと刺し、激しくしゃみをださせて詰まっている鼻水を取る(奥まで入れないでください)
  • 手作りの蒸気吸入を作ってあげる
  • 母乳を鼻に入れる(粉ミルクは絶対に入れないでください)
  • 玉ねぎの臭いをかがせる

 

手作り蒸気吸入液の作り方と使用方法

お湯1リットルに対し、食塩10グラム重曹20グラムを混ぜて、蒸気の近くに5分くらいを目安に顔を近づけてあげる。

この方法は、私が妊娠中にひどい風邪をひいた時に、耳鼻咽喉科の専門医からお薬が使えないからと教えてもらった方法です。

この時、赤ちゃんにももちろん使用できるし、このお湯にタオルをぬらして蒸しタオルとして利用しても良いよと教わりました。
手軽に作れるのでおすすめです。

 

母乳点鼻の方法

母乳は血液が元となっているので赤ちゃんの鼻に入っても痛くないそうです。

ですので、粉ミルクでの代用は絶対できません。

母乳を小さめの(できれば点鼻薬のような容器)容器に適量入れ、赤ちゃんの鼻に数滴入れて様子を見ます。
容器に入れた母乳はすぐに捨てて、使用する度に準備するようにしましょう。

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私の体験談

娘が退院1ヶ月後の検診を終え、自宅に戻った日の夜、40度近くまで発熱をして鼻がつまり、苦しそうに咳き込んでしまい、眠いのに辛くて眠れないとぐずってしまった事がありました。

その日は、ちょうど土曜日の夜で休日の夜間輪番も閉まっている深夜。
高熱で苦しそうな娘は鼻で呼吸する事もできず、口でしようとしても咳き込んでしまいミルクを飲みたがるのですが、飲むと吐いてしまう事を繰り返していました。

 

初めての子育て。
しかも、月齢1ヶ月の小さい我が子が、とても苦しそうな様子に、私も主人もどうしてあげていいのかオロオロとするばかり。

娘はどんどん苦しそうになり、痰がからむのか、ガラガラと音が聞こえていました。
主人と二人で救急車を呼ぼうか、朝を待つか相談していたのですが、とにかく今、誰かに助けを求めたくて、出産した産院に電話をして助産師さんに相談をしたのです。

 

その時に教えてもらった処置が「母乳を鼻の中に流しいれて」でした。

うろたえていた私もさすがに「えっ!?」と耳を疑いましたが、助産師さんは「それが民間療法で一番効果があって良いから、大丈夫よ~」と。
本当に?と半信半疑でしたが藁にもすがるとは現在の私で、この時は当然容器なんて無くて主人に伝えると不安がっていましたが、思い切って行動に出ました。

 

はい、直接手で母乳を搾り出して、娘の鼻に流しいれたのです。

娘も一瞬うっとうしそうな表情をしましたがその数分後に…なんと!「こほんっ」と娘は小さな
咳払いをして痰を吐き出したのです!!

あの時は本当に驚きました。
そして本当に安堵しました。

それから翌朝には、娘は奇跡的に病院へ連れて行った時点では、うそのように熱が下がっていました。

あの時はひょっとすると、何かの偶然がかさなり幸いにして熱が下がったのかもしれませんが、決して忘れない出来事となりました。
母乳恐るべしです。

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注意すべきポイントと病院へ行くタイミング

満面の笑みの女の子

赤ちゃんの鼻水、鼻詰まりの放置はとても危険です。副鼻腔炎や中耳炎、気管支喘息などの病気へとつながります。
また、目やにがたくさん出たりもして結膜炎になる恐れもありますね。

 

鼻水が出始めたな…と気がついたら早目の受診がおすすめです。
お母さんの中には、鼻が詰まっているときには、耳鼻咽喉科と小児科のどちらが良いのか悩まれる方もいます。

私も毎回悩みます。
耳鼻咽喉科へ行くと専門的な処置をしてもらえるので治りが早いような気がしますが、小児科は病原菌やウイルスなどに感染しているか突き止めてくれます。

 

服薬の処方内容も違いがあり、医師の好みも入ってはいるでしょうが、抗生物質一つにとっても使用する薬剤が異なったりします。
また、お互いの専門医がお互いのデメリットを教えてくれる事もありますね。

先に説明した様に、赤ちゃんの鼻腔は小さくとてもデリケートです。
あまり吸引を行わないほうが良いと言う医師もいれば、悪い菌は取り除いた方が良いという医師もいます。

 

どちらが良いかは正直私にもわかりません。
ですが、決めるのはやはり親である私たちなのかなと思います。

私は、息子がアレルギー体質で良く体調を崩し鼻が詰まると、気管支喘息をおこしていたのでその度に悩んで、両方連れて行った経験があります。
結果、どちらを選んだかというと、科ではなく、医師を選んでいました。

 

安心して診てもらえるなと感じた医師は、治療の途中で専門医へ細かく処置をしてもらった方が良いとアドバイスを下さいました。
息子がアレルギー体質ということもあり、最終的にはアレルギーを専門としている医師の所へ診てもらいに行っていたのでそこがかかりつけ医となり、子供の治療すべき要件に合う医院がベストだと思っています。

また、最近多いのが「小児科は行くと他の病気に感染するリスクがあるから」と病院へ行かない方がいるようですが、これは注意すべき考えです。

 

感染率でいえば、混雑する公共機関や大型専門店の様な場所の方が高いです。

むしろ、厚生労働省から「院内感染対策ガイドライン」というものが出ており、保険所が立ち入り厳しくスタッフのマスクの着用や除菌、加湿器の設置の義務付けなどを行っています。

 

赤ちゃんが鼻水をだし始めたら、良く赤ちゃんを観察し、悩まず早めに受診することをおすすめします。

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