妊婦さんは要注意!出産に向けて痔を予防するための3つのコツ

妊娠中、厄介な便秘や痔に悩まされる女性は多いってご存知ですか?

私は子供の頃から便秘体質だったのですが妊娠期間に酷くなり、それが原因で痔になりかけたので「出産に向けて悪化するのではないか?」と、とても不安になったことがありました。

実は妊娠や出産によって元から痔を持っている方が悪化したり、そのことがきっかけで痔になってしまったりする方も少なくありません。

そこで快適なマタニティライフの大敵である便秘や痔を予防し対処するために、知っておくなら絶対に役立つ情報3つをご紹介します!

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まずは原因を知ろう!


まずは厄介な敵の正体を知りましょう!

普段はお通じが良い方でも妊娠期間は便秘や痔になりやすくなります。それにはいくつか理由があるのです。

黄体ホルモンの働き

妊娠中は女性ホルモンの一種である“黄体ホルモン”が活発に分泌されます。

これ自体はけして悪いものではありません。
むしろ出産後に備え乳腺を発達させてくれたり、子宮内の状態を整えながら胎盤を形成してくれたり良い働きをしてくれます。

しかしこの“黄体ホルモン”、悪い働きもあるのです。

胃や腸などの消化器官の働きを弱めてしまう働きもあるので、腸のぜんどう運動(便をスムーズに送りだしてくれる)を鈍くするため、妊娠中はどうしても便秘になりやすくなります。

腸が圧迫される

赤ちゃんが大きくなっていくにつれ子宮も大きくなるので、腸が圧迫されます。
庭にホースで水を撒いているところを想像してみて下さい。

水道から供給されている水が勢いよくホースの先から出ているのに、ホースの途中の部分を指で力を入れてぎゅっと圧迫したとします。
すると当然水の流れは滞り、ホースの先から出る水の勢いや量は減ってしまいますね。

同じように妊娠によって大きくなった子宮がちょうど水を撒くホースを圧迫する指のような役割をして、圧迫された腸は通りが悪くなり便秘しやすくなります。
さらに肛門付近の血の流れが滞りやすくなり、結果的に痔になりやすくなるわけです。

運動不足

妊娠中は「つわり」の影響もあり、動くことが減り運動不足になりがちなので便秘になりやすくなります。

出産のときの「いきみ」

お産の時に「いきみ」が必要になり、肛門に力が入ることで痔の原因になることがあります。

さて、原因を知ったところで今度はその予防策を知っておきましょう!

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妊娠中痔にならないためには、日常生活での心がけが大切。


便秘や痔って一度なってしまうと治るまで時間がかかりますし、とにかく痛いですし苦しいですしやっぱりならないのが一番なのですよね…。

ここでは私も効果的だった、今日から実践できる予防策をいくつかご紹介します。

夏場は冷房で身体を冷やしすぎない。

冷房の設定温度を高めにするなどして室温に気をつけ、ひざ掛けを使ったり靴下を履いたりしましょう。

中腰、しゃがむ、長時間の同じ姿勢などを避ける。

肛門に負担のかかる姿勢はなるべく避けるようにしましょう。
しかし、私のようにデスクワークの方はそう言ってもいられないと思うので、時間を決め時々は立ったり歩いたり軽くストレッチするなどしましょう。

お尻を冷やさない。

水分不足にならないようにする。

外出先にも飲み物を持ち歩き、こまめに水分補給しましょう。麦茶などノンカフェイン飲料がおすすめです。

軽い運動をする。

散歩など無理のない程度で身体を動かしましょう。こちらは便秘にも効果が期待できるマタニティヨガの動画です。

食べ物に気をつける。

便秘を避けるには海藻類などに含まれる「水溶性食物繊維」とサツマイモや大根、ごぼうといった根菜類などに含まれる「不溶性食物繊維」の両方をバランスよく摂ることが大切です。

私は根菜類をあまりたくさん食べられなかったので、干し芋をおやつにしていました。

他にはヨーグルトなどの乳製品、オリゴ糖もおすすめです。

便意を我慢しない。

辛い便秘や痔を予防するためにお金をかけずに簡単にできることってたくさんありますね。
最後に、それでも便秘や痔になってしまったら…という点について書きますね。

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大丈夫!妊娠期間の便秘や痔に安心できる対処策はあります。


もし妊娠中便秘や痔になってしまっても、市販の薬に頼るのは絶対に医師の許可を受けてからにしましょう。
薬を病院で処方してもらうのも手です。

痔に関しては悪化する前に肛門科や産婦人科への受診を強くおすすめします。

妊娠期間の痔って本当によくあることなのです!恥ずかしがることはありません。早めに相談しましょう。

私の場合塗り薬を処方してもらって症状は改善されたのですが、多くの場合妊娠中は手術をせず座薬や塗り薬などで対処し産後まで待つ方が多いそうです。

しかし出血が酷かったり悪化が見こまれたりする場合は安定期に手術してもらえることもあります。
病院へ相談し、くれぐれも我慢しないようにしてくださいね。

そしてお産の時の「いきみ」によって痔が心配…という方は前もって病院や助産師さんにそのことを相談しておき出産の時肛門を押さえて欲しいとお願いしておきましょう。

私もそうしてもらったおかげで出産の際不必要に心配することなく、安心して思いっきりいきむことができました!

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まとめ

  1. 妊娠期間は黄体ホルモンの働きや子宮が大きくなることによって腸が圧迫されることなどにより、便秘や痔になりやすいということを覚えておこう。
  2. 日常生活のちょっとした心がけで便秘や痔は予防できる。食生活や運動に気をつけよう。
  3. 妊娠期間に便秘や痔になってしまっても市販の薬を使用することは医師の許可を得てからにする。痔になってしまったなら悪化する前に早めに肛門科や産婦人科を受診する。お産により痔が悪化することが心配ならそのことを病院へ伝え対処してもらう。

私はこれらのことを知ってから妊娠中の便秘や痔がかなり改善され、不安要素やストレスが減り楽に過ごせるようになりました。
そして同じ悩みを持つ方が自分の他にも多くいることを知って安心しました。

便秘や痔というとなかなか相談しにくい悩みではありますが、誰もが妊娠中の体の自然な働きにより陥りやすいトラブルなので一人で悩まないで病院に相談するようにしましょう。

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