新生児のうつぶせ寝によるメリットとデメリットは?

赤ちゃんを寝かせる方法は二つあります。
うつ伏せと仰向けです。
どちらの方法で寝かしつけるか、ママとしては悩むところですよね。
うつぶせ寝には、乳幼児突然死症候群の可能性があるため、迷ってしまうママ達も多いと思います。メリット、デメリットをよく確認して寝かせてあげましょう。

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うつぶせ寝によるメリット

  • 仰向けに比べて、睡眠が深いため、夜泣きが少なくなる。
  • 仰向けに比べて、眠りの質が高いので、目が覚めてもぐずりにくい
  • 仰向け寝は、長時間、後頭部を圧迫するので、絶壁になりやすいが、うつぶせ寝は、左右、顔の向きを変えるので、頭の形がよくなる。
  • うつ伏せに寝ることで、胃の入口が背中側になり、げっぷが出やすく、内容物は下の部分に行くので吐きにくい。
    (仰向けは、胃の入口にげっぷがたまり、げっぷと一緒に内容物を吐き出してしまう)
  • 頭を持ち上げたり、手を伸ばしたりするので、成長を促し、肩、首回り・背中の筋肉が発達し、寝返り、お座りやハイハイが早くなる。
  • 肺側が下になるので、心肺機能を高め、未熟児の赤ちゃんでは、呼吸や循環に良い影響がある

ただし、うつぶせ寝は、寝返り返りがうてるようになった、大体6か月ぐらいからで、寝返り初期は、寝返り返りができず、一度寝返りすると、長時間うつ伏せになる可能性がありますので、特に注意が必要です。

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うつぶせ寝によるデメリット

うつ伏せ寝による、デメリットでまず、挙げられるのが、SIDS(乳児突然死症候群)の発症リスクを高めてしまうことがあげられます。

高い室温や、寒いからとたくさん服を着せ、靴下をはかせたまま寝かせる(着せすぎ)、布団をたくさん掛ける、受動喫煙等、他に原因とされるものがありますので、うつぶせ寝が直接の原因ではないとされていますが、実際、うつぶせ寝をやめて、仰向けに寝かされる赤ちゃんが増えたことで、発症率は低くなっています。

病気か何かが原因で、医師から指示がない限りは、寝返り返りができるようになるまで、仰向けに寝かせる方が安心でしょう。

SIDSの発症以外で、うつぶせ寝のデメリットは、赤ちゃんは、顔を下に向けて寝ているので、ママが気を付けて、様子を見ていないと、病気や体調等、何か変化があっても気づきにくい点があげられます。
何かあっても、訴えらえられない赤ちゃんの様子はママやパパが気を付けてあげましょう。

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SIDSとは?

SIDS(Sudden Infant Death Syndrome)は乳幼児突然死症候群のことで、事故や窒息ではなく、それまで、普通に元気に過ごしていた赤ちゃんが、眠っている間に、突然亡くなってしまう病気のことです。
一度は、この病名を耳にしたことがある人は多いと思います。

日本での発症頻度は、6000人〜7000人に一人の割合で発症し、生後2か月から6か月に多いとされます。

SIDSは、未だ、はっきりした原因が特定できていませんが、男の子、早産で生まれた赤ちゃん、低出生体重児、両親の喫煙、冬の時期、早朝から午前中の間に発症し易い、うつぶせ寝、人工栄養児に多いことが分かっています。

前兆が全くないことも特徴ですが、生活習慣を見直すことで、発症率が低くなりますので、大切な赤ちゃんのためにも、お世話をするママやパパは、気を付けましょう。

SIDSを予防するには、パパ、ママが赤ちゃんのそばで煙草を吸わない、できるだけ母乳で育てる、室温を高くしない、服を着せすぎない、赤ちゃんを一人で寝かさないようにするとうが、あげられます。

あまり、神経質になってもいけませんが、小さな命を守るのは、ママやパパです。
上記のことに注意して赤ちゃんとの生活を楽しみましょう。

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うつぶせ寝の注意点

うつぶせ寝には、デメリットばかりではなく、良い点もたくさんあります。
寝返り返りができるようになった赤ちゃんだと、一度寝返りしても、息が苦しくなると、自分で仰向けになったり、横になったりできますし、ママやパパの心配もぐっと減ってくると思います。

ただし、赤ちゃんをうつ伏せで寝かせようと思っているママさんに注意して頂きたいのは、赤ちゃんを寝かせる時は、お布団は硬いものを使用する(アイロン台ぐらいの硬さ=顔が沈まない程度のもの)、顔の周りにタオルやぬいぐるみ等、顔を覆ってしまう可能性があるものはおかない、おしゃぶりを近くに置かない、枕を使わない、赤ちゃんを一人にせず時々様子をみることを、しっかり守ってくださいね。

また、うつぶせ寝とうつぶせになることは、違います。
赤ちゃんのうつ伏せ=SIDSと思って、不安になり、赤ちゃんから目が離せないと言われるママさんもおられますが、一時、うつ伏せになったからといって、SIDSを発症するわけではありません。
あまり神経質にならず、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんと向き合ってくださいね。

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