赤ちゃんの首が座って、初めにできるようになることが寝返りです。
その成長が嬉しくて早く見てみたいけれど、いつぐらいから寝返りできるのでしょうか。
動き始めたこの時期から、気を付けたいことも知っておきましょう。
平均的には5~6か月
満7か月で約90%の赤ちゃんが、できるようになっています。
それでも、中には9か月過ぎてから、という赤ちゃんもいて個人差があります。
早いうちに寝返りをしても「うちの子、すごい!」と喜んでばかりではいられません。
月齢が小さいうちは、首も座っておらず、声も小さいので、赤ちゃんのSOSがお母さんに届きにくくとても危険です。
うつ伏せで窒息してしまう危険性が、あります。
柔らかい枕やタオルなどに気を付けてください。
月齢の早い赤ちゃんは、目の届く範囲に寝かせるのが安心ですね。
太っている赤ちゃんは、運動面の発達が標準よりもゆっくりである場合があります。
太っていると、うつ伏せの姿勢が苦しくて嫌だったり、体が重たくて寝返りを打てなかったりします。
寝返りしても戻れないときってだいじょうぶかな
寝返りを始めたばかりの赤ちゃんは、仰向けからうつ伏せの姿勢ができるようになりますが、再び仰向けの姿勢に戻ることが、できない時期があります。
この時期は窒息の危険性があるので、要注意です。
どうしても心配な時には、寝返り防止クッションやベルトなどのグッズもあります。
手軽にできるのは、バスタオルを敷いて、中央に赤ちゃんを寝かせて、バスタオルの両端をくるくると内側に丸めて赤ちゃんが動けないようにする方法です。
赤ちゃんが、自由に寝返りを楽しんでいるところを邪魔したくはないですが、夜間就寝時など、目の届かない時間帯は工夫してくださいね。
私は、寝返り防止クッションを買いましたがほとんど使いませんでした。
なぜかというと、寝返りをするとベビーベッドの柵に必ず足が当たっていたので、夜間でも目が覚めて姿勢を元に戻してあげられましたよ。
寝返りの練習をしてみる
生後5~6か月を過ぎても寝返りをしていないと、まだかな?と練習をさせてあげたくなりますが、特別な練習は必要ありませんよ。
自然とできるようになります。
赤ちゃんが、寝返りの仕草を始めたら、その様子を観察してください。足を横へ向けて、腰から上半身を横へ捻ろうとしています。
この時は、足が横を向いても上半身が付いていかないといった感じです。
もし手伝うとすればこの時、軽く背中を押してあげてください。
何とか仰向けから、うつ伏せへと姿勢を変えられても、初めのうちは、向いた側の手が体の下敷きになって動かせません。
つぶれたままでは、手が圧迫されてしまい、赤ちゃんは苦しいです。
手を体の下から引き出してあげてください。
これもしばらく手伝うと、コツがわかって自分で手をずらせるようになってきます。
体の下から抜けて、手を上向きへ動かすと、両手をついて体を反らせて頭をあげられるようになってきます。
頭を高くあげられるようになると、自分で仰向けの姿勢に戻れるようになってきますよ。
寝返りを始めた時に気を付けたい事故のポイント
この時期に一番多いのが、赤ちゃんの落下事故です。
まだ大丈夫だよね、と目を離した一瞬の隙に寝返りをしてしまいます。
その後の成長に影響するような大けがにもなりかねません。
ベッドやソファーに赤ちゃんを寝かせたままにするのは、絶対にやめましょう。
ベッドでは必ず柵をあげてくださいね。
ハイローチェアーでも、必ずベルトを着用しましょう。
そして、寝返りが上達すると、別の注意が必要です。
うちの子は、ハイハイするまでの間は、素早い寝返りでゴロゴロと目的地まで移動していました。
手足をあちらこちらにぶつけることが多いので、当たりそうな危険なものがないか要チェックです。
また、この時期は何でも口に入れてしまいますよね。
床に落ちているものを転がって移動し、手にして口に入れますので、掃除は勿論のこと、飲み込んでしまうような危険なものはないか、常に気を配ってくださいね。
赤ちゃんの口の大きさは約32mm、トイレットペーパーの芯の直径位が目安です。
それより小さなものは、飲み込んでしまう恐れがありますので、注意してください。