生まれたばかりの赤ちゃんは一日の大半を眠る時間とし、お腹が空いたり、おむつが濡れて気持ち悪かったりすると、起きて泣くという単調なリズムの繰り返しです。
朝も夜も眠り続ける赤ちゃんが、大人のように昼夜のリズムを付け正しく生活するのはいつからなでしょうか。
昼夜の区別がつくようになる時期
産後の母体は、体力も落ちていて休息を必要としていますが、眠ろうとすると泣きだす赤ちゃんに、リズムを狂わされ、へとへとになっているお母さんもたくさんいます。
周りに頼る人がいないと、一人で全ての事を抱えこんでしまい、塞ぎ込んでしまうかもしれません。
生活していく中で徐々に昼と夜の違いを認識していくのです。
生まれたばかりでは、授乳の感覚も2~3時間と短いので、なかなか生活の中でリズムを付ける事は難しいですが、徐々に授乳の感覚が開いてきて、まとまって眠るようになると、起きている時間も長くなってきます。
その頃になるとm昼と夜の違いを意識させ始める時期です。
だいたい3~4ヵ月ぐらいになるとまとまって眠れるようになります。
朝は決まった時間に起こし、夜は決まった時間に布団に入るなど少しずつ昼夜の違いを意識させていきましょう。
そして5~6ヵ月になると朝と夜の区別が付いてきます。
お昼寝もまとまって取れるようになるので、午前・午後と1回ずつのリズムで整ってくる子が多いです。
お昼寝の時間を長くし過ぎたり、就寝時間までに4時間以上時間を開けないと、夜の睡眠に影響が出てしまうので注意してください。
どうやって生活リズムを付ければいいのか
赤ちゃんもまずは朝陽を浴びさせる事で、朝になると起き、活動を始める時間だと体に覚えさせます。
眠っているのを起こしてしまうと可哀そうだと、赤ちゃんが自ら起きるのを待ったり、寝ていると静かだからといつまでも寝かせておかないで、決まった時間に起こすようにします。
逆に、夜は昼間の明るさや賑やかさと区別させる為に、部屋は暗くしテレビなどの音も消して静かな空間を作ってあげます。
電気を付けていたり、テレビなどで騒がしい空間の中にいると、いつまで経っても昼夜の区別が付かないことがあります。
5ヵ月頃になると離乳食も始まるので、食事の時間を毎回同じにすると、生活にリズムが付きやすいです。
昼間にたくさん遊んで体力を使うと夜眠りやすくなります。
しかし、刺激の強い事ばかり経験させてしまうと夜泣きの原因になってしまうので注意して下さい。
9ヵ月を過ぎると離乳食も3回食になってくるので、朝昼晩と毎回同じ時間に食事をするようにすれば、生活リズムは整っていきます。
ぬるめのお湯に浸かることでリラックスし、寝付きやすくなります。
寝る2時間前までには入浴すると良質な睡眠が出来ます。
生活リズムを付けないといけないのか
生活リズムは、放っておいて勝手に身に付く物ではありません。
生活していく中で身につけていくものなのです。
小さいうちは、親が早寝早起きの習慣を付けさせてあげるようにします。
生活にリズムを付ける事で自律神経が整います。
自律神経が乱れていると、内臓機能の低下や心身の不調などで体調を崩してしまいます。
決められた時間に眠りにつく事で、成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは子供が成長する上でとても大切なものと言われていますが、大人になってからも必要なものです。
成長ホルモンが分泌される事で、アンチエイジングやダイエット効果も高めてくれます。
良質な睡眠を取るためには日中活発に活動する事が大切ですが、しっかりと睡眠が取れていないと日中活動する事も出来ません。
早起きをする事で、日中活動的に動く事ができます。
ほどよく体を疲れさせる事で、夜しっかり眠る事ができます。
しかし、早起きをせずいつまでも眠っていると、日中体を動かす事が出来ず体は疲れません。
その上、食事や入浴の時間がずれてしまう事で、夜なかなか寝付けなかったり、夜更かしをする事になって翌日また朝起きれないという悪循環になってしまいます。
赤ちゃんも成長するにつれ活動量が増えていきます。
散歩に出かけるなどして、体を疲れさせてあげると夜よく眠る事が出来ます。
生活リズムを整えることでの利点
小さい頃から生活リズムを整えると、大人になった時に徹夜や時差で一時的に生活リズムが乱れた場合でも、朝、陽の光を浴び体内時計をリセットさせることで、生活リズムを元に戻すことが出来ます。
子供の頃の生活習慣が大人になってからも引き継がれているのです。
生活リズムが整っていると、健康的で充実した毎日が送れると言われますので、是非規則正しい生活を心がけて下さい。