赤ちゃんが顔をひっかく3つの理由とは?肌トラブルになる前に要チェック!

赤ちゃんお座り

赤ちゃんってすぐ顔にひっかきキズができてしまいますよね。

爪切りをしたばかりなのに、ほっぺや額に白い線が。
「いつのまに?」ということも、よくあります。

赤ちゃんはどうしてこんなに顔をひっかいてしまうのでしょうか。原因を探ってみました!

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治ったと思ったらまたキズが!赤ちゃんが顔をひっかく理由とは?

赤ちゃんは、よく顔のまわりを触ります。

 

口に手を入れてみたり、髪の毛をひっぱってみたり。顔の前で手をもにょもにょ動かす仕草は本当にかわいいのですが、顔をひっかいてしまうきっかけにもなります。

赤ちゃんの爪はすごく薄くて、切れ味が鋭いんですよね。
加えて肌は大人の半分の厚さしかないので、すぐに傷になってしまいます。

 

赤ちゃんが顔をひっかくのには、主に3つの理由があると考えられます。

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理由1.赤ちゃんの生理的な行動

赤ちゃんは生まれた時から備わっている能力があります。
原子反射と呼ばれるこれらの能力は、新生児期から一定の期間まで見られます。

 

原子反射は、モロー反射や吸啜反射などのよく知られたものを含めて、全部で8つあると言われています。
そのうちのひとつ、『把握反射』が、赤ちゃんが顔をひっかいてしまう原因となっているのです。

 

新生児~1歳頃まで見られる原子反射のひとつ。

手や指に触れたものを握ろうとして、指をきゅっと折り曲げることを言います。

手の把握反射は4ヶ月頃にはなくなっていきますが、足の把握反射は1歳近くまで残ります。

 

赤ちゃんの手はまだ短いので、手が届く範囲は限られていますよね。

顔や耳、頭などは自分で触ることができる場所なので、手に触れるとついつかもうととしてしまいます。
力加減ができないのでぎゅっと顔を握ってしまって、ひっかき傷ができてしまうのです。

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理由2.眠い時にひっかいてしまう

眠くなると目をこする赤ちゃんは多いものです。
大人でも眠くてたまらない時は、目をこすったりすることがありませんか?

 

これは、眠くなると眼球の水分が不足して乾燥するため、涙で目を潤すために脳が指示を出しているからなのです。
目をこするのにも、根拠があるんですね!

赤ちゃんは眠れなくてイライラすると、目だけでなく、顔や頭などもかきむしります。
一種の入眠儀式なのですが、うまく寝つけない時はヒートアップして、見ているこちらが心配なくらボリボリかいてしまうことも。

 

我が家の子どもたちも、眠たい時によく顔をこすっていました。
そのうちに爪でひっかき傷ができて、出血。痛みで余計に泣くという、負の連鎖に陥ることもままありましたね。

また眠たくなると体温が上がります。
ただでさえ体温の高い赤ちゃんですから、すぐに体や顔が汗ばんできます。
放っておくとかゆみが生じて、顔をかくようになります。

 

あまりにも強くかくようなら手を握ってあげたり、代わりにママがかいてあげると気が紛れるかもしれません。
汗ばんでいるようなら、着ているものや毛布などを減らして、体温調節をしてあげるといいですね。

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理由3.肌トラブルでかゆい

新生児の時期、乳児湿疹ができる赤ちゃんはたくさんいます。

 

乳児湿疹は、ママのホルモンの影響で発症すると言われています。
過剰に分泌された皮脂が、肌の表面や毛穴にたまって炎症を引き起こします。

これが乳児湿疹になるのです。

生後2週間頃から湿疹が出始めてきて、生後3ヶ月くらいには徐々に治まっていきます。
特に治療の必要はなく、石鹸できれいに洗って清潔を心掛ければ大丈夫です。

 

乳児湿疹とは?

・新生児にきび
・脂漏性湿疹
・アトピー
・あせも
・おむつかぶれ

赤ちゃんの顔や体に湿疹が出ることを、総称して『乳児湿疹』と呼びます。

 

乳児湿疹の多くはかゆみがないと言われていますが、顔をひっかいた時の傷がもとで掻痒感を生じることもあります。

アトピーやあせも、おむつかぶれなどはかゆみを伴うことが多い症状ですね。

 

頻繁にかいているうちに掻き壊して出血したり、黄色いじゅくじゅくした汁が出ることも。
かゆみを早く鎮めてあげるためにも、皮膚科や小児科への受診をおすすめします。

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ひっかき傷を作らないための対策は?上手に爪を切るコツ

赤ちゃん見上げる

理由はわかったものの、赤ちゃんの行動を制限したり、すぐに症状を改善させることはむずかしいですよね。
ひっかき傷を作らないためには、顔をかいても傷にならないように爪の手入れが肝心です。

 

爪切りは週に2回が目安です。赤ちゃんの爪はすぐに伸びてしまうので、『爪切りの日』を決めてしまうのもいいですね。

 

傷にならないように…ということに気を取られるあまりに、深爪をするのは禁物です。
爪の白い部分が少し見える程度に切ってあげましょう。

上手な爪切りのコツは以下の通りです。

 

両端→真ん中の順番に切っていきます。

早く済まそうとして広範囲を切ってしまいがちですが、これでは尖った部分ができやすいのでかえって傷ができる原因に。

はさみをこまめに動かして、少しずつ切ることを意識してくださいね。

 

爪切りのタイミングは、赤ちゃんが寝ている時か、もしくは授乳中もおすすめです。
うまく爪切りができない時には、新生児用のやすりも販売されているので試してみるのもいいですね。

掻き壊してかさぶたになっていたり、傷口がじゅくじゅくしている時は、ミトンの使用を考えてもいいかもしれません。
赤ちゃんは汗をかきやすいので、通気性のいいものを選んであげてくださいね。

 

ミトンは便利なグッズですが、予防目的ではめるのはおすすめできません。
赤ちゃんは手足で体温調節したり、感覚を育んでいます。

ミトンをすることで発達の妨げになることは避けたいので、傷口が治ったら使用をやめるようにしましょう。

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