赤ちゃんの鼻づまりと咳、知っておきたい原因と対処法!

赤ちゃんの鼻づまりや咳はよくあることですが、大人でも辛いもの、赤ちゃんが苦しそうにしているのを見ると、やはりかわいそうになるのではないでしょうか。

鼻づまりがあると、母乳やミルクを飲むのも大変になったり、夜もよく眠れず、何度も起きてしまったりすることもあります。寝られない赤ちゃんはもちろん、赤ちゃんと一緒に起きなければならないお母さんにとっても負担になります。

鼻づまりや咳の原因は様々です。
どういった原因が考えられるのか、何かできる対処法はあるのか、
赤ちゃんのいるお母さんに知っておいてもらいたいことをまとめました。

スポンサーリンク

原因は?


鼻づまりの原因は3つあります。

風邪

赤ちゃんは生後6ヶ月ころになると、お母さんからもらった免疫力が低下します。小さな赤ちゃんが初めて風邪をひくと心配になるかもしれませんが、風邪はこれから何度もひくものです。
ウイルスを体から追い出すために鼻水が出ます。鼻水が出ると、鼻をかめない赤ちゃんはすぐに鼻づまりになります。
風邪の場合、初めは透明で水っぽい鼻水が、徐々に黄色っぽいどろっとした鼻水に変化します。鼻水の色を観察し、そのような変化が見られる場合は風邪が原因でしょう。

さらに、黄色っぽいどろっとした鼻水が続いている場合は、副鼻腔炎の可能性があります。
副鼻腔は目や鼻の周囲にある空洞部分で、生後6ヶ月ころに形成されるものです。副鼻腔炎は、風邪などのウイルスが副鼻腔まで広がって、炎症を起こしてしまうことで、炎症による腫れで、鼻と副鼻腔をつなぐ細い出入口が塞がってしまうと、副鼻腔に膿が溜まって鼻づまりが起こるのです。

アレルギー性鼻炎

大人と同様で、花粉や埃、ハウスダストといったアレルゲンを排除するために鼻水が出ることがあります。驚くかもしれませんが、赤ちゃんでも花粉症になるのです。
風邪と違って透明でさらさらした鼻水が続きます。
アレルギー性鼻炎の場合、鼻づまりの他に目が痒そうにこする、くしゃみが出る、といった症状もあります。

アデノイド肥大

アデノイド肥大とは、鼻と喉をつなぐ部分にあるアデノイドと呼ばれるリンパ組織が、通常よりも大きくなっていることです。アデノイドが大きくなると、呼吸の際に空気の通り道を塞いでしまい、鼻づまりが起こるようになります。
薬で症状を抑えたり、ひどい場合には手術したりすることもありますが、10歳頃に自然と治ることもあります。

赤ちゃんは当然ですが、大人よりも鼻が小さいため、鼻腔も狭く、鼻が詰まりやすいのです。鼻の粘膜も敏感で、気温の変化や空気の乾燥も影響します。仰向けに寝ていることが多いため、鼻水が出にくく、鼻づまりも長引きやすくなります。

▲目次に戻る

スポンサーリンク

咳の原因は?


咳の原因も鼻水と同様で、原因の一つは風邪や副鼻腔炎です。
他には、百日咳といい、咳き込むことが1~2か月続く病気や、小児喘息によって咳が出ていることもあります。喘息の場合はヒューヒューゼーゼーした咳です。
咳だけでなく高熱も続く場合は、風邪から肺炎や気管支炎にかかっている可能性もあるので注意が必要です。

家でできる対処法


鼻水や咳で辛そうにしている赤ちゃん、少しでも楽にしてあげたいですよね。
あまりにも辛そうな時は病院へ連れて行って薬をもらっても良いのですが、赤ちゃんを病院へ連れて行くのも大変です。鼻水や咳だけであれば2、3日様子を見ても良いでしょう。

昼間はそれほどでもなかったはずなのに、夜になると鼻が苦しそうにし出したり、咳き込みだしたりすることも多いと思います。
夜はリラックスし交感神経よりも副交感神経が活発になることで、昼間の間緊張で抑えられていた鼻水や咳が夜になると出るようになるのです。
辛そうなときには、家でできる対処をしてあげましょう。

対処法は5つあります。

鼻水を吸引する

対処法は何よりも鼻水の吸引です。
鼻づまりが解消されると、鼻呼吸が楽になり、鼻水が喉に流れていくことがなくなるので咳も楽になります。鼻水が喉に流れて体内に入ることがなくなるため、治りも早くなります。
昔はお母さんが口で直接吸うことが多かったと思いますが、赤ちゃんの鼻水からお母さんがウイルスに感染し体調を崩すことになっては大変なので、鼻水吸い器を使うとよいでしょう。鼻水が直接口には入ることはないので、抵抗なく使えると思います。1000円程度で購入できるので、一つ用意しておくと良いかもしれません。

加湿する

空気が乾燥していると鼻もつまりやすくなり、咳も出やすくなります。加湿することで、ウイルスの増殖を防ぐ効果もあります。

血行を良くする

血行が悪くなると鼻が詰まりやすくなるので、蒸しタオルを鼻に当てたりお風呂に入れたりすると、鼻づまりが解消され鼻の通りが良くなります。ただ、発熱しているときにお風呂に入れることで体力が奪われることになるので、入浴は避けます。

体を起こす

赤ちゃんが夜寝苦しそうな時、頭の下にタオルを入れて体を少し起こしてあげると鼻の通りが少し良くなります。それでも泣いているときは縦抱きすると良いでしょう。

お湯を飲ませる

湯冷ましを少し飲ませると喉が潤って楽になります。赤ちゃんの場合は夜泣いたときは母乳やミルクを飲ませることが多いと思いますが、飲んだ1時間後にまた泣いて起きてしまったときは湯冷ましも良いでしょう。

病院にはいつ連れて行く?


2、3日様子を見ても改善しないとき、発熱しているとき、機嫌が悪く夜も眠れないときなどは病院へ連れて行きましょう。
鼻水から中耳炎になったり、咳から気管支炎や肺炎になったりすることもあります。
鼻水だけの場合は耳鼻科、咳や発熱がある場合は小児科が良いでしょう。

▲目次に戻る

まとめ

  1. 赤ちゃんは鼻づまりを起こしやすい
  2. 鼻づまりの原因は、風邪、アレルギー性鼻炎、アデノイド肥大がある。
  3. 咳の原因は、風邪の他に、百日咳や小児ぜんそくの可能性もある。
  4. 発熱もある場合は気管支炎や肺炎にかかっていることもあるので注意が必要。
  5. 2、3日は様子を見て家でできる対処をしてあげる
  6. 2、3日で改善しないときは、鼻水だけの場合は耳鼻科、咳や発熱がある場合は小児科へそれぞれ連れて行く。

赤ちゃんは自分で症状を伝えることができないので、お母さんがよく観察し、適切な対処
をしてあげましょう。

▲目次に戻る

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事